間違いだらけの食事健康法 その2
やっと読み終わりました。
採集狩猟時代の食事に近づけるのが理想的で理にかなった食事法ということで、いままでとは違った観点だったので読み進むのに手間取ってしまいました。
この本で参考になるのは人間にとって一番理想的な、遺伝子が出来上がった当時の食事法が、まさにこの食事内容であるということです。
食事が変わればダイエットはおろか、病気の根本治療も求めることが出来るというものです。
特に小腸の炎症原因になる食事ということで、早速リウマチ患者さんには本を薦めました。
何しろ灸師澤田健がリウマチは小腸の熱が原因とみなして100年弱、やっとその発症原因が証明されることとなったようです。
そのほかこの食事法を取り入れることで、糖尿病はじめ様々な病気対策にも有効であることはうれしいことです。
勿論ダイエット効果も期待できるようです。
それもいままでの食事法を少し見直すことで、十分対応できるのはありがたいことです。
小難しい理論を並べられた上実践面で大変な場合、最初からあきらめてしまうことがあります。
和食を少しだけ変化させるだけで目的が達成できるのは、忙しい現代人にとっては取り入れやすい方法です。
ところで読んでいるうちに現代の食事が様々な問題を孕んでいる事が分かりました。
たとえば遺伝子組み換え食品を嫌って極力避けてきました。
しかし果糖と呼ばれる甘味料がありますが、これがてっきり果物由来だといままで信じてきました。
実はこれがトウモロコシから製造されていることが分かりました。
果糖にすればもう遺伝子組み換えの文字は表示されないようなのです。
あのがん発症の危険性ある遺伝子組み換えトウモロコシ、それを知らずに口に入れていたことは恐ろしくもあり、怒りも湧いてきました。
TPPが成立したらもうアメリカのモンサント社のやりたい放題で、我々の伝統的な食生活が消滅の危機にさらされてしまいます。
食事の形態を変え内容を変えまだ1ヶ月弱ですが、身体が少々変化してきたように感じます。
体重が徐々に不気味に増えていたのが、なんだかとまった気がするのです。
まだ本に書いてあることを忠実に実行しているわけではなく、それでも体調が良くなっているのはうれしいことです。
最後のほうに3ヶ月実行すると、体重は3〜5キロ減量し疲れない身体になり活力が湧いてくるそうです。
3ヶ月というのは減量の理想的な目安であるので、まさにこの面からも理想的な方法といえるのではないでしょうか。
興味ある方病気を食事から見直そうと考えている方は、ぜひご一読をお勧めいたします。