リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

 サウンド・アキュパンクチャから高麗手指鍼へフィードバック

 サウンド・アキュパンクチャという、いままで誰も発想もしなかった治療法は、手のひら先生の高麗手指鍼にもフィードバックして新たな治療法を導き出しています。

鍼灸治療の限界が有ったのは、一つに厳密なつぼの確定がなされていなかったことも、この研究から発見されています。

今まで考えられていた、漠然として考えられていたつぼというものが、実はもっと厳密に規定されているものだということが分かりました。

たとえば心臓病の時に治療に使われるつぼは、経絡調整をしたあとに対症療法として刺鍼されます。

その数はいくつもあり、文献からこれを使うと限定することは出来ません。

しかし神様はそのようにいい加減に人間を創造してはいません。

もっと厳密に精密に人間という有機体を作っているのです。

心臓はご存知のように、右心房、右心室、左心房、左心室と4つの部屋に分かれています。

このそれぞれの部屋に対応するつぼは、厳密に決まっているのです。

このような研究は今まで無かったので、これを使うことでこれからは様々な心臓疾患に対応できることと思います。

同じことがリウマチ治療にも言えます。

東洋医学でも西洋医学でも、リウマチは難病です。

これは免疫疾患として免疫だけのことに研究を集中したことで、人間のメカニズム全体のことを忘れていたのではないかということです。

原因追求と治療法はリウマチに関しては、一対ではありません。

全身の病気であるリウマチは、免疫を整えると同時にリウマチによって障害された、全身の治療をしていかなければ完治には至りません。

サウンド・アキュパンクチャの研究を進めれば進めるほど、このことの重要性が理解されてきました。

東洋医学から行われてきた気の調整だけでは全身の改善が行えないのは、いまだ鍼灸漢方薬が無力であることからも理解できます。

まったく新たなる視点で東洋医学を見直すことで、鍼灸医学の更なる発展が見えてくることと思います。