もう一つの免疫調整法
リウマチ調整には免疫システムを調整しなければ、完治に至ることは出来ません。
現在の治療法は免疫を調整できないので、仕方なく暴れているリンパ球をすべて抑えてしまう方法をとっているのです。
それだけ免疫調整は難しく、リウマチが発症する根本原因は解明できたのですが、なぜ発症したのかそれを調整する方法はあるのか、そこは薬では治すことが現在も出来ないのです。
進化とともに免疫システムは完成されたわけです。それは4億年前の祖先は魚だったと言われています。その時の免疫は自然免疫と呼ばれます。そこから鳥に進化し出来たのが獲得免疫と言います。
この2つの免疫システムを調整しなければならないのですが、両者を区別して調整治療することは不可能です。
私はこれらの免疫を調整するツボを3箇所見つけ出しました。その調整でリウマチは治療できていました。
更に研究を進めるとリンパ球を賛成する細胞が、もし細胞分裂する時に異常になったらリンパ球産生時から既に異常な状態、リウマチには影響があると考えました。そこで細胞分裂の際正しい遺伝子の転写ができるように、修正するテロメアを元気にするツボを刺激することにいたしました。
これらが正常に働くようになったかは、治療後のオーリングテストで免疫度を計測すれば確認検証できるのです。
しかし時には完璧に正常にならないこともあります。そこをなぜが原因なのか?逡巡していました。それが解決したのは「神経免疫学革命」ミハル・シュワルツ&アナット・ロンドン 共著 早川書房 刊 を読んだことでした。
手のひらは脳神経と密接に結びついていることは、私がペンフィールドのホムンクルスから、理論化したものです。
その後手のひらに今まで描かれていない、発見されていなかった脳神経のツボを見つけ出しました。更にそれらのツボをいかにして効果的に使うかは、進化論をよみといて初めて効果的な治療法を完成させたのです。
このような経過がありながら脳の免疫については忘れていました。大問題です。
まだ症例は少ないのですが、もう6年前に悪性の胃癌と診断され簡単な内視鏡だけの手術を受けた患者さんがいます。この方は完治しているのですが、月1回の健康維持のための治療に来られる毎に、ここ2年ほどは免疫度が正常にはならないことが続いていました。癌が再発するレベルではないものの気になっていました。
それが脳の免疫を上げるためのヒントを、上記の本でえられたので早速試しました。ツボについては既に発見済みなので刺鍼は簡単でした。
術後のオーリングテストで免疫度を計測すると、理想的な状態にまでなりました。
リウマチ患者この方は生物製剤を注射しているのですが、このツボを使用することで患者さんも私もOリングテストの結果が、今までにないようなものだったので「おー」という声がでてしまいました。
手のひら脳と思い込みが有ったのですが、やはり脳は脳として考えなければと再認識したことでした。
脳は細菌などからの防御も厳しくなっています。したがって脳神経まで薬を送るのも同じように厳しいものがあるのです。
身体の免疫のみを刺激して調整していましたが、その調整したリンパ球が脳に正しく達しているか否か、このことに思い至らなかったのはうかつでした。
これからはすべての疾患にも応用し検証していきます。