リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

関節リウマチの治療法は東西医学とも完成していません。

生物学的製剤が近年開発されましたが、最初から副作用で使えない方が出たり内臓に障害を起こしたり、副作用が出ないと使い続けたら重篤な内臓疾患が見つかったなど、まだまだ最新の薬も完治することが出来ません。

 

東洋医学の中で多少なりとも良い効果があった症例が載っているのはお灸治療か、お灸と鍼治療を併用した場合だけでした。

 

なぜ鍼治療に効果が出せなかったと言うと、関節リウマチを起こすのは免疫が原因だと分からなかった事と、いまも分からないのですがその免疫異常を起こす原因がどこにあるかという事です。

したがって今現在も関節リウマチ治療は完成できていないことになります。

 

手のひら先生の高麗手指鍼療法では、異常になった自然免疫と獲得免疫を正常にする方法があります。

 

ただ未だ効果的な治療法が出来上がっていないのはなぜだろうかと研究していましたが、どうやらその根本原因となる免疫システムを異常にさせる原因が推測できるようになりました。

 

現在病気とは言われていませんが、人類が悩んでいるもの「耳鳴り」があります。

その治療法を研究する中で根本を示唆する文献がありました。そのことは免疫を正常に維持することとも繋がっていることが理解できました。

 

東洋医学は分析力がないので、現象から原因を推測することになります。関節の腫れや炎症など骨に関係する病気すなわち腎臓に関する病気ととらえられてきました。

 

一方西洋医学の解析力で関節リウマチを起こすのは、免疫異常から起こるとが分かるようになりました。しかしなぜ以上になるかが分かっていないので、根本から治す方法はありません。

 

手のひら先生の高麗手指鍼療法の基本理論は、鍼治療と進化論の融合にあります。

人類が出現した最初の頃は、腔腸動物と言われる入口と出口が開いている、腸だけの動物であったと推測します。

 

そこですべての病気の原因は、ここから始まっているのではないかと考えたわけです。

そこの異常が次に現れる自然免疫と獲得免疫システムに影響を及ぼしているのではないだろうか。

小腸には無数のリンパ節があります。これが炎症を起こして免疫疾患が始まると思われています。

 

臓腑のうち今までは臓の方の研究が多くされてきましたが、近年になって腑の方 胃・小腸・大腸の研究特に腸内細菌の研究が盛んになりました。

 

脳と他の臓器や脳が独立した存在しているわけではなく、相互に神経や血流やホルモン分泌を介して相互情報交換をしているらしいことが分かってきました。

免疫システムは臓器ではありませんが、血流やリンパ球と関連があります。

 

関節リウマチもこのようなところに根本原因があるのではないかと最近は考え始めたところです。