リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

テレビドラマJIN〜仁〜を見て思う

TBSテレビ 日曜劇場「JIN〜仁〜」を見ました。

日曜劇場 JIN〜仁〜
http://www.tbs.co.jp/jin-final/

2年ほど前はテレビで見るのは、サッカーとお笑い番組だけでした。

それが病気をしてから、テレビが我が友になりました。

我が家はケーブルテレビに加入しているので、チャンネル数には困りません。

人間体調の変化で見る番組も変わります。10年ほど前商売がうまくいかなかった時、救いはお笑い番組でした。

低俗番組と評価されても、救いになるのは「笑い」なのです。

「笑いが免疫力を上げる」と言う研究者がいらっしゃいます。テレビ出演で「ノーベル賞」をもらえるかもしれない。そう紹介されていました。

お腹を抱えて笑う。こういう表現があります。

免疫の中心はお腹にあるのです。小腸の周りには数えきれないほどリンパ節が付いています。

食物についてくる様々な病原菌から身体を守る為です。

リウマチなど膠原病は、免疫疾患とされます。これらはここの以上から起きると疑われています。

大正から昭和にかけて有名だったお灸の先生、澤田健は「リウマチと言うような病気はない。小腸に熱を持ったから症状がでるのだ」と言って、整体とお灸でリウマチを治していたそうです。

笑えば腹筋を始めとして筋肉の収縮が頻繁に起きます。そのことによって血流が良くなるのです。そのことで免疫が上がると言うわけです。

さて親友となったテレビくんを見ていると、中々ドラマも良いものがありました。それが「フリーター家を買う」「外交官黒田康作」そして「JIN〜仁〜」でした。

所詮SFなのでお話は荒唐無稽です。でもそうあったら良かっただろうなということです。ペニシリンなどはまさにその当時あったら素晴らしい働きをしたでしょうに。

梅毒などコロンブス南アメリカから持ち帰り、種子島(火縄銃)と共に日本に持ち込まれたものです。

遊郭が盛んだった江戸時代、あっという間に長崎から江戸まで感染してしまったそうです。考えれば"義兄弟がすごい勢いで、日本中に生まれたことになったのか?"

前回は「脚気」が問題になりました。

今では脚気ビタミンB1の不足から起こると言うのは常識になっています。

そこでも日本人の食生活の欠陥から起こり、様々な悲劇が起きたとされていました。

日本ではこの脚気の問題に解決の道を見つけたのが明治になってからでした。

日本の脚気史 ウィキぺディアより
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E8%84%9A%E6%B0%97%E5%8F%B2

しかし現代は別の形で脚気の広がりを心配する人もいます。

昔は人々が貧しく、栄養を取れなかった。しかし現代は無知から栄養が取りきれなかったり、無理なダイエットで栄養失調になっている場合があります。

栄養失調の面で考えれば、ビタミンCの欠乏から起こる壊血病があります。

これは船乗りに起きる病気で恐れられていました。小学生のころはノルウェーだったかの南極観測隊で(アムンゼンだったかな?)、この病気にかかり志半ばで無くなった話が有名でした。

身近な病気の話
http://www.byoki-syojyo.net/body/Ho-29.html

20年ほど前、新人の昼ご飯を観察していました。彼らはコンビニに行って弁当とカップめんとジュースを購入しました。

お腹はいっぱいになるでしょうが、中身はからのカロリーです。すなわちビタミンゼロです。

脂肪と糖分だけです。

これではいま日本が壮大なる人体実験と言えわれても仕方がありませんでした。そろそろ彼らも40歳代でしょうから、どのくらい成人病が増えているか興味深いところです。

我が家の近くのセヴンイレヴンが、つい最近リニューアルしました。

すると昔とは商品の棚ぞろえが変わって、かなりの総菜が並ぶようになりました。

それでも我々が日常必要とされるビタミン類が取れるかと言うと疑問です。

世界が日本の伝統的な食事に注目し近ずいて来ているのに、日本人がそれから遠ざかっていると言うのは問題です。

ドラマをみてそのことに気づく方がいれば、とても良いことと思いました。