リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

日本人・日本って素晴らしい!

 ここ数年の傾向としてくだらない番組が多くなる一方、日本人って政治屋以外はやっぱり素晴らしい、そう思わせてくれるキラリと光るものがあります。

そのひとつがTBSの「夢の扉」毎日曜日18時30分からの番組です。

逆境にもめげず遠く想的なアイデアで、日本の底力を見せてくれる方々を照会しています。

自分も頑張らなくっちゃと毎回思わせてくれます。

それとNHKの「プロフェッショナル」です。

先日は録画に残しておいたものを見ることにしました。

タイトルがあまり面白くなかったから、後回しにしておきました。

そのタイトルは忘れてしまいまひしたが「こうじやのおばちゃん」のような、あまりパッとしないものだったように覚えています。

昨今の「塩麹」ブームに興味があり、既に他局で料理研究家が紹介されているのをみて、その本も購入していました。

ただ現物の塩麹なるものは試していませんでした。

番組を見て始めて、このおばちゃんが今のブームを起こしたのだと知りました。

日本酒には興味がありますが、そこでよく出てくる麹は知っていても、その働きや効果について知っていたかと思うと、あやふやな感じがありました。

それを改めて「日本の食」にしめていた重要性を改めて知ることになりました。

日本酒だけでなく日本のすべての発酵食品に、この麹が関係するというのは改めて目を開かされた思いです。

味噌、醤油、日本酒、焼酎、お酢泡盛、漬物などがあります。

日本食には欠かせないものばかりです。

そこで冷凍庫に長らく眠っていて、調理にためらいのあった魚をやっつけることにしました。

ボウルに魚を入れて、そこにたっぷりと塩麹をまぶします。

焼いて食らうと、これば美味!

まず焼くと魚は多少固くなるのですが、塩麹の働きで柔らかくふっくらと仕上がりました。

これに味を占めて、味噌ラーメン、ニラレバ炒め、煮魚、タンメン、味噌汁など、自作の調理全て気使いました。

全てコクが出て深みが増しました。

今は麹を買ってきて、自作の塩麹を使っています。とても安上がりにできます。

さてこの麹屋の女将浅利妙峰さんが、潰れかかった麹屋の起死回生にすがった県の産業振興係で「あなたの伝統技術の中に埋もれている素晴らしいものがあるのではないか」とアドバイスをもらい、過去の文献から塩麹にたどり着いたそうです。

人間は求めていれば「たった一言の言葉」に反応するものです。

求めていなければ反応できないし、反応したあとの努力がないとそれも無駄なことになってしまいます。

そういうことは鍼灸の世界に入ってまだ20年足らずですが、本当にありましたね。

鍼灸そのものも伝統医療技術であるのに、数十年停滞しています。

これも掘り起こせば無限の宝物が寝ているはずです。

ここほれわんわん。ソフトバンクの犬はこの世界にはいませんが。

浅利妙峰が伝えるはじめての糀料理

浅利妙峰が伝えるはじめての糀料理