リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

鍼灸師のお仕事 1

こんにちは、ホームページ「手のひら先生のリウマチ相談室」を運営している、手のひら先生こと長谷川和正です。「手のひら先生のリウマチ相談室ブログ」として、高麗手指鍼治療にまつわるお話をいたします。また毎日の治療については「手のひら先生の治療日誌」を作成しておりますので、こちらもよろしくお願いいたします。
鍼灸師のお仕事」とはどのようなものでしょうか。今日はこのことについて考えて見ましょう。
その昔「先生あの患者さんは癌だそうですね。大変ですね」「いや、あなたにとってはあなたにとっては、あなたのその病気の方が大変でしょ」このような会話を交わしたことがありました。

鍼で難病を治す。リ癌を治療するりウマチを治療する。そのようなことをすべての鍼灸師がやれるわけではないし、やらなくてもいいのです。また患者もまた求めるものが違うので、鍼灸師には様々な治療家がいてよいのです。

私が学生のときに先生がおっしゃったのは「長年やっていると、どんな鍼灸師でも1日3人は患者が来る」つまり、それぐらいは気の合う患者が治療に来ると言うことですとおっしゃっていました。ほかの先生は「患者さんから信頼を得ると、様々な相談を受けるよ。そのために色々な勉強をしていかないといけない。息子の結婚、嫁との関係、愚痴話、遺産相続の相談までされるよ」と言うことでした。

 学生の時はこの世界を知りたくて、様々なセミナーや本を読み漁るものです。勢い名人芸に憧れが湧くのですが、その道は遠く険しいものです。教わる道は自ら切り開いていかなければならないからです。
 
 鍼灸師にはどのような形があるのでしょうか。知る限り書き出してみましょうか。寝たきり老人を往診をして痛みを和らげて感謝され、また充実した人生を送っている治療家がいます。病院の職員となってリハビリを行っています。街中で腰痛肩こりを行っている方、これが一番眼にする治療家でしょうか。美容を得意としている治療家もいます。ダイエットに興味を持って専門化している方もいます。耳鍼が良く聞くことでしょう。西洋医学では治らないものを得意としている方もいます。スポーツ選手の障害を得意としている有名な方もいます。またトレーナーとして選手のサポートをされている方もいます。これだけでも様々バラエティに富んでいると思いませんか。

日本から飛び出して、アメリカ、ネパール、南米など世界中に飛出して行き活躍されている人もいます。

人それぞれ患者さんも色々な形の鍼灸師を求めているわけです。重要なのはそれぞれが、それぞれのレベルで質を保てるかではないでしょうか。