リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

山元式新頭針療法セミナーに参加予定

 明日5月3日に日本の誇る、山元敏勝医師の発明された山元式新頭針療法セミナーに参加します。

先生は九州在住なのでセミナーを受けられるとは思ても見なかったのですが、何と東京で受けられることになりました。

なぜか日本ではあまり知られていないようです。

鍼灸師が開発した治療法ではないからでしょうか?

私がこの治療法を知ったのは脳溢血で倒れる前でしたから、もう5,6年前になります。

何か刺激やヒントをくれるものはないかと探しているうちに、お灸療法でかねてより知っていた書店「三景」のサイトに来ました。

そこで取り扱っていたのが山元先生のご著書でした。

残念なことに日本語の本は売り切れで、しかたなく英語版を購入しました。

さらに残念なことは英語は不得手でおまけに分からない単語がびっしりでした。

後で笑ってしまったのですが、寸法のところで「1 SUN]かいてありました。

SUNはさんすなわち太陽です。

辞書を紐解いても太陽以外の意味はありません。

そこでネットで検索するとアメリカ人の鍼灸師が解説のDVDを販売していました。

取り寄せて見ていると何と「one sun すなわち 一寸」と言っているじゃにですか。

くたびれました。アメリカ人が寸法にスンを使っていたのです。

それからしばらくして日本語版が再版され早速購入しました。

診断法が独特でその方法が一番興味の惹かれるところです。

そしてわが高麗手指鍼でまだカバーできない手法があれば、それを習得したいと思うのです。

ところで日本では普及していないこの鍼が、実は世界中で普及しているのには驚かされます。

かの中国でも山元式新頭針療法はそのまま使っています。

ノジェ博士が耳鍼を発明した時でさえ「鍼は我が国の伝統療法である」と言って、まったく同じツボの絵を発表した国が、リスペクトしているのには驚きました。

日本も変わっている国民なのか、医者が発明した鍼は鍼灸師が行わないという、なんか変なところがあります。

また発表される場が医師が多い良導絡という治療法の場が多かったのかも影響しているからかもしれませんが。

なにはともあれ取り入れられるものならば、何でも吸収したいものです。

そのように見てみると「本当にあらゆる分野で、日本人は優秀だ」と感じます。