リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

生物学的製剤を止めるのは難しい?

生物学的製剤を中止することは難しい

リュウマチ薬や錠剤のステロイド剤なら、オーリングテストで検査して徐々に減薬することも出来ます。

生物学的製剤は注射なので患者自身が相当の決意がなければ調整できません。

 

血液検査も正常範囲に納まっているので、主治医に相談すると減らすことは絶対ダメと言われたそうです。

CRP 0.2  リウマトイド因子 22 身体の痛みなし、腫れも無し

生物学的製剤を止める例は、副作用を起こさない限りは無いのではないでしょうか。

生物学的製剤は治す薬ではない

ご存知のようにこの薬は症状を起こさせない作用を持つものです。

完治させるものではないことから、症状を抑えていたが抑えきれなくなることもあります。

この患者さんがそうでした。

 

それまで何も起こらなかったのですが、足首が腫れたので鍼で押さえました。

すると今度は手首が腫れて痛み始めました。

 

鍼治療で治した時に血液検査を行うと、上記の通り正常値を示したと言う分けです。

 

医師に鍼治療を行っていると言えば、よそに行ってくれと言われてしまうのでそれは出来ません。

関節リウマチ治療に新薬として出てきた、生物学的製剤は西洋薬と鍼治療が共存できない厄介な状況になりました。ジレンマです。

 

手のひら先生の高麗手指鍼療法

手のひら先生の高麗手指鍼療法