検査個所を増やしたリウマチ患者さんが来ました
免疫度を計測する場所を3か所から6か所に増やした、患者さんが来られました
前回報告したように免疫度計測する箇所を3か所から6か所にしました。
前回治療前は正常であっても、この新たに加えた3計測点は正常な状態ではありませんでした。
「手のひら先生の高麗手指鍼療法」では、この6か所は進化とともに現れる免疫システムの状態を計測する特別な意味を持つ地点です。
今回計測すると正常状態は維持されていました。
6か所の免疫度は大幅に改善しました
なぜ効果が表れたのか検証しました。新しい治療を行って変化がある時は、必ず検証をします。
前回鍼の強度を考えて1つのツボに鍼を2本刺したことです。これは勘とかやみくもに増やしたわけではありません。検査してその結果に従ったことが効果が出たわけです。
そのほか気を整えるために4か所に鍼を刺すのですが、通常は1本づつ刺します。前回は2本づつと出たのでそれに従いました。
今回はすべてのツボが1本となりました。
手のひらの静脈の色が薄くなりました
これらの成果でしょう。手のひらの静脈の色がほとんど見えなくなってきました。
リウマチ患者さんは血流が悪くなるので、手のひらを流れる静脈血は青くなり、リウマチ経験が長い程黒くなってきます。
以前治療した患者さんはリウマチが改善してきて気が付くと、こんな白い手の色をしていたのかと思えるほどになったのが印象的でした。
未だ関節のところにところどころ青く血管は見受けられますが、前回に比べても明らかな改善を患者さん自身が実感されています。
右手首の腫れだけが残った症状
現在の目立ったリウマチの症状は、右手首関節の腫れだけです。
関節内の炎症で腫れているので、直接鍼を打つことはしません。すでに根本原因である免疫の暴走は抑えている状況なので、末端個所については対症療法を行います。
腫れているのは炎症によってリンパ液の循環が悪くなっています。そこで患部の境のところを刺激し、いわば排水を促して行う鍼を行いました。
劇的に改善するわけではありませんが、気持ち腫れが少なくなった気がするのは治療家のひいき目だからでしょうか。
生物学的製剤について
生物学的製剤の副作用は出ていませんが、長期にわたると重篤な内臓疾患を発する可能性もあるそうです。
ただし担当の先生自体が生物製剤には否定的な考えだそうなので、近く受ける血液検査の数値が良ければ注射や薬が減らされる可能性があるかもしれません。
まとめ
関節リウマチを完治させためには、免疫システムを正常に戻さなければなりません。
免疫システムは何億年もかかって備わった器官なので、薬などで簡単に治すことは出来ません。科学療法よりも単純な物理療法の鍼で、免疫システム自身が治すように手助けをすれば良いのです。