自己免疫システムを調整するツボを3か所から6か所に増やしました
関節リウマチは自己免疫疾患です。
それならば自己免疫システムが正常になるようにすれば、根本から治っていくようになるのです。
それが不可能なので生物学的製剤と言う、免疫を働かなくする作用がある薬が開発されました。
その前開発された抗リウマチ薬も免疫の働きを抑制するものです。
免疫システムは4億年前から進化の過程で、進化してきたものです。以前のものは自然免疫と呼ばれており、その後増えたものを獲得免疫と呼ばれています。
胸腺に入ったリンパ球は、そこから出られるのは100個の中3から5個だと言われています。胸腺内にいる時同じリンパ球を敵と見間違た途端、アポトーシスと言うプログラムが組み込まれていて死んでしまいます。
胸腺外での役目
細菌などはマクロファージ キラー細胞と呼ばれるリンパ球が排除します。しかし自分の細胞が癌化すると、リンパ球は認識できないのです。
それを見つけるのが胸腺由来のリンパ球です。
ネット上で見たことがありましたが、すさまじい攻撃でした。がん細胞の周りをリンパ球が素通りしていたのですが、胸腺由来のリンパ球が癌細胞に少しの間取り付いていました。何やっているかと言うと、がん細胞の情報を読み取っているらしいです。
やがてはなれたと見えた途端、キラー細胞が目にも止まらない勢いで取り囲み殺してしまうのです。
胸腺由来のリンパ球ネットワーク
発見者は大村恵昭博士でした。私はこのネットワークの調整を3か所のツボで調整する方法を発見しました。
3か所は進化の過程フェーズⅠ Ⅱ Ⅲに該当します。
ところが生物製剤使用している患者さんには、これだけの調整では効果がありませんでした。
そこでもう3か所の診断をすると、明らかに異常な状態でした。
治療するとすぐ効果が表れ、痛み浮腫みの改善が現れました。
はじめて目にした方は驚かれるでしょうが、この人間の進化が5から6の変化があったかもしれないというのは、耳鍼の創始者ポール・ノジェ博士でした。ただしこの段階が進化だと推計しているのは私だけでして、博士は進化を意味しているとは夢にも思わなかったでしょう。
この胸腺由来免疫ネットワーク正常化が関節リウマチ完治のカギになります
寛解を完治と言い換えているようですが、寛解は完治ではありません。何らかの薬や手当てで抑えている状態を示しています。
手のひら先生の高麗手指鍼療法
今述べてきたことは「手のひら先生の高麗手指鍼療法」として実践している理論をお話しいたしました。その前の段階で鍼治療のこと2019年にまとめました。
根本から治すには人間に備わっている免疫システムが、自ら正常に戻すようにならないと関節リウマチは完治に至りません。