リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

関節リウマチは完治させられますか?

患者さんの立場からすれば「関節リウマチが完治するという意味は、薬や治療を受けないでも健康状態になるという意味ではないですか」

 

関節リウマチの原因が分からなかった20年前は、不治の病と恐れられていました。

原因が分かった現在でさえ、関節リウマチでないまた治りました、と判定することは難しいことです。

医師によって重要視する血液項目が違うので、素人は戸惑うこともあります。

免疫の暴走や免疫異常が原因だとすると、現時点でそれを治すことが出来る治療方法は限られます。

 

自然に治る確率は5パーセントあると言われています。早期発見で治ったというのは、免疫力が回復したため治ったからです。幸運だったと言えるかも知れません。

さて、残りの95パーセントのリウマチ患者の中で、現代の基準血液検査は出来ないのですが、日常生活に支障がない程度回復させたという治療法があります。

それが日本で発達したお灸です。

落語家の志らく師匠のおじいちゃんは、昭和の名鍼灸師と呼ばれた方です。残された治療例に関節リウマチがあります。

しかしお灸療法は現代ではマッチしないかも知れません。それは肌に痕が残ること、熱さを我慢しなければならないこと、根気と時間がかかることです。

これ以外で関節リウマチを完治させる方法は過去にありません。

薬は症状を抑え、痛みと炎症を抑えるだけです。特に生物学的製剤は始めたら止めることが出来ないことと、副作用の心配の危険性が常に伴います。

当院の患者さんが掛かっている医師によって薬は分かれます。

リウマチ専門医ほど生物学的製剤を使っています。町の医院だと抗リウマチ薬、炎症を抑えるステロイド剤、鎮痛消炎剤を処方されます。

 

おそらく後者のお医者さんは、新薬の副作用を重要視されているのではないかと私は感じています。

 

「手のひら先生の高麗手指鍼療法」の関節リウマチ療法はどの様な治療内容なのか説明いたします。

関節リウマチの原因は、自然免疫と獲得免疫が関係しています。

 

自然免疫と獲得免疫の両方とも調整することが出来ます。自然免疫と呼ばれる最初から備わっているものは、既存の鍼治療でも調整出来ます。

獲得免疫と言われるt細胞免疫については、手のひら先生の免疫調整法でないと調整できないでしょう。

 

手のひら先生の高麗手指鍼理論は進化論と融合した画期的なものです。それゆえに治せるのですが、理解することは難しいかもしれません。

t細胞免疫を調整するツボは今まで3か所でしたが、生物学的製剤を使用している患者さんは効果が少なくなってきました。どうにかしようと強度を上げようと、新たなツボを探しました。今は6か所で調整を行っています。

 

関節リウマチは免疫システムを正常にすることでしか完治させることはできません。

 

何しろ4億年前我々の先祖は魚だったという事です。鳥になり人間になり免疫システムも変化してきました。その時間を考えれば免疫の働きを正常化することが簡単ではないことは理解できます。

しかし関節リウマチを完治させたいと思うならば、免疫を正常化する以外ありません。

 

自律免疫療法がありますが、交感神経副交感神経のバランスを取ることで、血管内の顆粒球とリンパ球の比率を正常に戻しそれで免疫を高めるのです。

 

ただしこの方法は関節リウマチの原因となっている、t細胞免疫を調整できるわけではありません。

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手のひら先生の高麗手指鍼療法

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