リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

生物学的製剤はいらない

関節リウマチの患者さんがやたら元気だったので、地域の基幹病院から転院させられてしまいました。

 

それも生物学的製剤注射を打つほどになっていたのにです。

 

私が脳梗塞を起こしてしまったので、1年以上治療期間が開いてしまいました。

 

再開直後は足首に痛みが起きたりしていましたが、それも1,2回の鍼治療で消えていました。

そのうち右手首関節が腫れていたいと訴え始めました。ガングリオンで腫れてもいます。

 

「手のひら先生の高麗手指鍼療法」の研究をさらに進めており、臓器のツボは1か所で良いと考えていましたが、脳神経のツボのようにフェーズⅠ~Ⅲまで3か所を治療しなければならないと考えました。

 

早速フェーズⅡとⅢを調べ、治療しました。

 

効果は直ぐ現れ患者さんも私もこれほどとは思わなかった結果が出ました。

 

治療前傷んでいた手首は、色が黒ずんでいてガングリオンもあり腫れていました。触ると少し熱感もありました。

治療後まず気が付いたのは腫れが引いたことでした。理由は分からないのですが、ガングリオンで盛り上がっていたのが小さくなっていました。

 

黒ずみも心なしか薄くなっています。

 

さらに触ると熱感は無くなっていました。

 

東洋医学で免疫と関係する臓器は「腎」と「肺」が受け持つとされていますが、単なる一つのツボで調整できる物ではなかったことが分かりました。

 

魚 鳥 人間と進化してきた我々の臓器もまた進化してきており、それを調整するためにはそれなりのツボがあったという事です。

 

関節リウマチを完治させる方法が皆無な現状であるなら、我々の臓器と免役システムが自分で治っていく方法を取らなければなりません。

 

二千年続いてきた鍼治療は紀元前の治療理論から抜け出せていません。現代になって関節リウマチは免疫の異常で起こされた病気だと解明されました。

その治療法は過去の理論と治療法では対処することが出来ません。

 

何億年何百万年かけて作り上げられて来た我々の免疫システム、それを正常に戻すにはそのシステムを利用した方が早く確実なのです。