リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

学歴と就職の関係

 昨年の10月号とちょっと古いのですが「PRESIDENT」が出てきました。

本邦初!ビジネスマン100万人東大調査 と銘打って、学歴と就職・給料・幸せ度までの特集です。

いろいろ多岐にわたってランキングを行っています。

私が受験をしたのはもう40年以上前なのでその時の頭の中のランクと、今とではびっくりするほどの逆転現象が起きていて、驚くことたくさんで勉強になります!

日本がそれほど成熟社会になたということでしょうか?

20年前に鍼灸学校に入ったとき同級生のレントゲン技師にこう言いました。

「やはり医者は東大だよな」

彼の答えはこうでした。「そりゃあ!入学するときは東大が難しいかもしれないけど、開業したら同じことやってんだから」

考えれば東大出身の医者と、ほかの大学出た医者が出す薬が違うはずないものな。

そこで視点が違ってしまいましたね。

医師試験に強い大学のランキング30位で、東大は18位なのです。合格率92.7%です。

医師の国家試験は易しいと聞いていたのに、トップの自治医科大学浜松医科大学でも98.1%です。

30位の日本医科大学金沢医科大学では。90.1%です。

ちなみに大学ではないのですが、鍼灸国家試験の母校の合格率は98%以上でしたが、規制緩和とともに下がり2012年は81.5%でした。

最近では東大での医者は使い物にならんとまで、週刊誌に書かれるまでになってしまったのはどういうことなのでしょうか。

医師国家試験と同列にするなと言われそうですが、何か日本全体が低レベル化してきたのでしょうか。

司法試験なども地図は塗り替えられていて、数から言えば中大東大が多いのですが、率から言えば一橋大京大が躍進していました。

わが母校明治大が人数的に第6位にあったのはビックリでしたね。

学歴はまだまだ日本社会では重要なのかもしれませんが、韓国社会に比べてみれば少しづつ崩れて来たと言えるかもしれません。

それは引き換えてみれば、実力社会になってきたと言えるかもしれません。

石を投げれば大学生に当たる現在では、大学生の希少価値はなくなっています。

現に東大法学部に欠員が出たなんてニュースが流れ、東京工業大学に合格して結局早稲田の理工学部に進学したなどです。

昔の価値観が大きく変化して、大学の中身も受験者が評価し始めたのでしょう。

東大出た公務員が民間に天下っても、なんも使い得ないことが分かり、企業自体の意識が変化してきたなども載っています。

政治の世界だけはちょっと違うようですが、少なくとも日本社会ではビッグバン以来、日本全体の大変革が起きているのです。

ヨーロッパの鍼灸医師に教えを請うなどということがないように、夏休みも努力努力で勉強をしています。頑張らなくっちゃ!

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