リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

桑田圭祐氏の病気から思うこと その6 

病院で行われている治療を理解するには、近藤誠医師の一連の書籍や記事で理解できます。

近藤誠医師は、フジテレビアナウンサー逸見正孝さんのスキルス性胃がんの手術が、適切な処置であったか否か、「週刊文春」紙上でがん専門医師の立場からハッキリと意見を仰ったので有名です。
[ http://www.youtube.com/watch?v=A_3FDgPg-CY:title=
http://www.youtube.com/watch?v=A_3FDgPg-CY] ユーチューブで生前の姿も見ることができます。

その後様々なメディアで、一般の人には分からない病院や医師の裏側を教えてくれます。

センセーショナルなトピックが多いので、初めはビックリすることがあるかもしれませんが、納得することが多くまた疑問に思っていたことが氷解することも多々あります。

是非著作を1冊でもお読みになれば、あなたにとって「まさかの時に大いに役立つことと思います。

自分を大切に大事にするためには、冷静な判断ができる健康な時に、しっかりと情報を集め心の準備をしておくことが重要です。

10年ほど前に来られた患者さんがこのようなことを言いました。「近所の人がその病院は、入院するとほとんど死んでしまう。悪い病院だ。」と言うんです。「でも違うんです。そこはどこの病院でも引き受けてくれないような重症の患者や、末期の癌患者をやさしく受け入れてくれるのです。」

近藤医師の著作にはこのようなことが書いてありました。「町医者が末期がんを見つけても、決して出身大学病院を紹介しない。なぜなら手術しても助からないので、治癒率が下がる。もし送ろうものなら怒られるのが関の山だそうです。

また末期がん患者が入院しようと思っても、「ただ今病床に空きがありません。3か月ほどお待ちください。」と断る。末期なら3か月もあれば死んでしまうからだそうです。

このような一般人にはビックリするような話を読むことができます。現役の医師で慶応大学講師の肩書があるのに、このような真実の話を書いていて良いのかなと思っていましたが、準教授や教授になれないのは「やはり真実を描かれると困る方達が多いのかな」と思ってしまいます。

しかし私たちにとっては、自分を大切にするためには大事な方であり、そこからの情報は大変参考になり貴重なものです。是非著作を一つでもお読みになることをお勧めいたします。

多くは文芸春秋社の刊行物で読むことができます。

2011、1月号では「抗がん剤は効かない」の題名になっています。

また奇しくも今週12月25日号「週刊現代」では「医者の死に方」という特集もあり、がんと言う病気の過酷さが理解できます。

現代は情報化社会と言われ、10年前よりはるかに我々の選択肢は広がっています。しかしその情報の取捨選択は常にこちら側にあります。

私は言うのですが、治療方法を選ぶのはその人の人生そのものだね。

鍼灸師より医師の方が学歴が高い。医師でも治せない、限界を知っている人は、治療法を様々に広げ効果があるものを見つけ出す。

腰痛肩こりとしか鍼灸を知らない人がほとんどでしょうが、昔おじいちゃんやおばあちゃんが行っていたところでは、なんでも治していた。按摩さんなどは骨折も治していた。を覚えている方達は、偏見もなく治療範囲を広げることができるのです。

自分を大切にしようとすればするほど、冷静でいられる時にこそ傷害保険を検討する如く、いろいろな情報を集めて未来に備えるべきだと思っています。

http://www.news.janjan.jp/living/0907/0907287883/1.php  「NA_テーマ2がんと闘わない生き方(14)近藤誠医師に聞く(上)」

http://hon42.com/iryou/chiken.html 「新 抗がん剤の副作用がわかる本」

「がん」ほどつき合いやすい病気はない」講談社アルファ文庫 アマゾンで検索してください。