秋葉原の茂木さん〜オーディオのモテギ
デジカメを買いにケーズデンキに買いに行きました。
大昔秋葉でアルバイト店員の経験があるので、結構買い方はうまいですよ。
買い物は自分も店員も両者が気持ちよくならないと、買い物上手ともよい買い物ともいえません。
10年前に3万円と最安値で秋葉で購入した、ニコンクールピックスも製造停止になって、写真の転送もうまくいかなくなりました。
性能も上がって今は1万円前後で買えると、ネット情報を持って店に向かいました。
もちろん平日に行きました。
このごろは金子哲雄という経済評論家が、いつどんなときがスーパーではお買い時になるなどとコメントをしています。
昔から言われていることがほとんどで、それを抑えておくこととあとは気合です。
何十万何百万の買い物をするならいざ知らず、1万円の商品を粘って負けてもらうことは無駄な努力です。
7千円の予算でしたが、ニコンは1万3千円です。ぐるっと商品棚を回ると他社の製品もそろっています。
SONY CASIO Panasonic などなど。
さてと!見渡すと店員さんが一人立っています。
手招きしてデジカメを購入したいと告げます。
ニコンの予定だったが少々高いので、ほかも検討していると話しました。
すると彼は使用目的と購入価格帯などの質問をしてきました。
きているうちにこの程度の目的だと、そう品質に差がないことが理解できました。
すると目の前の製品が目に留まりました。
一万円前後のものがあります。隣は一万四千円です。
この差は?
この差は手振れ防止機能などに差があるという説明を受けたので、ではこれを買いますと契約成立です。
間髪をいれず「負かるの?」の問いに、2千円負けてくれました。
その上画面の保護フィルムまでサービスしてくれました。
彼にどのようなコンセプトで商品を勧めるのかと聞くと「第一にお客様のニーズを良く聞き、求めるものに沿った商品からベストなものをお勧めします。」
この言葉どこかで聞いたなと思い返したら、それは「もてぎ」さんがおっしゃっていた接客の思想と同じだった気がつきました。
こちらも予算はオーバーしたのですが、気持ちよい買い物ができたので思わず「ケーズデンキの応援団だからね」と言って帰って着ました。
Yデンキではいやな思い出があり、こちらがメーカー指定したのにリベートや納入価格が安い品物を進めてきたことがあります。
いまや品質は同じ価格も似たり寄ったり、そのような状況の中で販売店の差別化は、この店員の質に差別化にあると思います。
昔の秋葉原には店員のプロが大勢いました。
それがサトームセンには多かったのですが、いまやその店はなく困っていたらケーズデンキにその系譜が見つかったようで、この前は久しぶりに楽しい買い物ができてうきうきしました。
買い物は下調べを入念にしターゲットをいくつか定め、予算の上限と加減を決めイザ出陣!
そして店員を決めたらこちらの購入目的、使用目的を述べ、自分の知識を告げたうえで、店員に相談や意見を求めいくつかのターゲット絞る。
あとは店員との駆け引きですが、気持ちの良い駆け引きにしないと目的は達成できません。
なぜなら彼が持っている権限は決まっているからです。
それと店員としてのプライドに傷をつけるような言動や価格交渉はこちらにも不利になります。
買い物はエンターテインメントです。
むかしの日本では三種の神器などと、その時代に沿ったものが当てはめられました。
そのときの買い物はまさに家庭歴史の一大事業でした。
小学生4年生のころ今上天皇の結婚式に備え、我が家でもテレビを買いました。あれが我が家と日本のエポックメイキングではなかったでしょうか。