秋葉原の茂木さん〜オーディオのモテギ 12月22日
先日今話題になっている、八代亜紀「夜のアルバム」を購入しました。
演歌歌手でもクラブやキャンプ廻りから出てきた人は、ジャズを歌わせるとジャズ専門の人とちょっと味わいが違う気がします。
そんな中でも私は「青江三奈」と「ちあきなおみ」のジャズが好きです。
といってもそのくらいしか知りませんし、CDを買ったことがありません。
あのハスキーなそれもねっとりとした「恍惚のブルース」「伊勢崎町ブルース」を歌う彼女とは違って、ジャズシンガーとしての青江三奈はとても新鮮でした。
「ちあきなおみ」のジャズは、さらっとして洗練されて聞こえます。
おふた方とも歌が抜群にうまいので、アメリカの歌手とも違った雰囲気を奏でてくれます。
治療院ではイギリスのアーカム社製のアンプで、スペンドールの小型のスピーカーを鳴らしています。
亜紀姉さんを聞くときは、アンプを真空管に変え、AUDIO SPACE製にします。
私が購入できる限界予算で、茂木さんに選んでいただいたアンプですが、とても気に入っています。
八代亜紀のハスキーな歌声に温かみが加わります。
初めて聞いた40年以上前から同じなので、これは以後も変わらないものでしょう。
しかしなんで真空管のアンプは、このように温かみを感じさせる音になるのか不思議です。
40年以上前のアルバイト学生で秋葉原で受けた感想が、未だ変わらないのはなぜでしょうか。
トランジスタいまは半導体が多く使われているのでしょうが、それと真空管アンプは一線を画してマニアの憧れになっています。
モテギオーディオの前を通る学生風の若者も、あこがれの眼差しでこのようなコンポーネントアンプを眺めています。
簡単なオーディオ装置からはじめ、やがて働くようになって本格的な装置を備え、功なり得たら真空管アンプなどはじめ、夢見た一式を作り上げるのでしょう。
一千万の予算を使い自慢するけど聞かせてくれないと嘆いていた人や、それで演歌歌手の一人しか聞かないというような人もいる、ちょっと深い趣味の世界かもしれません。
亜紀姉さんのこのCDは年明けにはレコードも発売されるそうです。
アナログになると一層音も深みをますでしょうね。
楽しみです。