落合監督と解雇されたコーチの去就先
昨日のNHKサンデースポーツに、落合博満元中日監督が出演していました。
やはりほかの解説者とは見る視点が、根本的に違いがありますね。
常に選手を大事にする、野球をスポーツ文化として捉えている、その健全な発展を願っている、その他多々。
視点は「今シーズン始まったばかりなのに、危険球の多さをを取り上げていました。」
普通このような時はピッチャーを責める時が多いと思うのですが、落合はやはり違っていましたね。
野球というスポーツを本当に理解しているからなのでしょう。
素人の私など改めてこの野球と言うスポーツを学んでしまいます。
並みのスポーツ記者が相手にされなかったのは、十分納得するのです。監督は人寄せパンダじゃないんだから。
日本のプロ野球はアメリカのベースボールとは、運営者の根本認識が違っているのだ。
さて彼の説はこうでした。ピッチャーはホームベース目いっぱいを使って勝負する。
ストライクゾーンをタテヨコ4分割すると、勝負するのは外半分と内半分したである。
問題は内半分の上のところ、ここは頭があるので注意する場所である。
しかし内角を攻めていかないと、ピッチャーは打たれてしまう。
だが時にボールが滑ったり、コントロールミスで頭に向かってしまうことがある。
近年は防具の発展で肘あてなどで防御できるので、選手自体がボールを避けることに鈍感になっている。
又はそのような体勢をしなくなっている。
昨年からボールの規格変更などもあり、ピッチャーも従来の感覚とは違って投げているので打者は注意が必要である。
そのような趣旨を話していたと思います。
野球は文化である。従ってプロになるとそこは広くて深い。だからそれを知り理解すると楽しくなるのである。
ところで落合と一緒に解雇された8人のコーチは、今どうしているのか気になりました。
落合が次の職場を斡旋したりしているのかと思いましたが、そうだ落合はマスコミと折り合いが悪いからそのようなコネは無いと気がつきました。
そこで検索してみました。なかなか出てきませんでした。
森繁和ヘッドコーチ 彼は「参謀」という本を出版し、今や時の人になっています。文化放送、Jスポーツ、スポーツニッポン解説者。
辻発彦総合コーチ NHKBS解説者 昨日今日とマリナーズの解説をしていました。穏やかな話しぶりは好ましいが、現役時代のようなプロの技術解説を聞きたいな。
苫篠誠治外野守備走塁コーチ 秋山監督に招かれソフトバンクコーチ
高柳秀樹野手コーチ 四国アイランド 河内ファイティングドックスコーチ
奈良原浩野手コーチ 西部コーチ
小林誠二投手コーチ 解説者をされているらしいのですが不明。ただし中国新聞に中日と広島の練習など、その違いをコメントした記事が載ったことがネットにありました。
垣内哲也野手コーチ 不明 出版したり打撃専門の野球教室を開かれているようです。
以上見てみると、やはり選ばれたコーチ陣だったので、次の就職先も野球に関連したもので、おそらく請われたものであることが推し量られます。
また落合監督になれば、これらの方々もまた招かれて活躍されることでしょう。
来年になることを期待しますけど。
それまでは落合先生の解説を聞いて、野球の勉強をしておきましょう。