NHKBS大リーグ解説者 2012
今年も大リーグ放送が華やかにされています。
今年の解説者は次のラインナップになっています。
大島康徳 小早川毅彦 小宮山悟 鈴木啓示 武田一浩 辻発彦 梨田昌孝 村上雅則 山本和行 与田剛
以上敬称略。
昨年から少し入れ替わりがあったようです。
佐野慈紀は今年度は契約しなかったのですね。
明るい感じの解説で好感が持てたのですが、どうしたのでしょうか?
小宮山の解説は彼自身理論家として認識されているはずで、その通りの話はとても興味が湧き理解しやすい。
私なぞ野球は素人の素人なので、プロが心の中体の中で何をやっているのか、外からは全く理解できません。
このような時彼は見えるように、理解可能な言葉で解説をしていました。
もっとも昔彼が投球理論を語ったのを、スゲーなーと感心したのを覚えています。
ストライクゾーンというのは、ベースの幅とバッターの胸と膝の高さだというのが、一般の認識だと思います。
彼がストライクゾーンと描いているのは、もちろんそれらの幅にあるが、人と違うのはその幅高さの長方形をであることでした。
つまりその箱の角をカーブなどでボールが横切る、それでもストライクなのだということです。
いやープロってすごいなと思いました。
その分析力が先日のダルビッシュ登板の解説に発揮されていました。
鋭い曲がりのカーブがいかに有効か!
それはバッターの体を起こし、重心をかかとの方に移動させるので、あえて打っても凡打にしかならない。こう解説していました。
理屈っぽいのを嫌う視聴者もいるでしょうが、このような解説がテレビラジオでの質を高めて行くことは間違いはずです。
辻発彦の解説はまだ最初なので、遠慮があるのか物足りないところがあります。
伝説の走塁や堅実な守備の彼なら、そのうち独自の解説をしてくれると楽しみにしてくれるはずです。
マッシー村上さんの解説は相変わらずどっしりしていて、落ち着いて聞いていられますね。
日本人の大リーグ開拓者としての自負が滲み出ていて、その当時を知っているものとしては拍手ものです。
武田一浩の解説がはっきりしてきました。
相手のアナウンサーによってではないでしょうが、もごもご独り言に聞こえるような解説が、今年は声もクリヤーになって聴きやすくなったのではないでしょうか。
聞いていると彼の解説は意外と理論的だし、ピッチャーをしたことでなければわからない心理面や技術を披露してくれるので楽しいです。
今年はダルビッシュの活躍もあり、大リーグ放送が楽しみです。
それにしてもダルビッシュ、頭がいいねー。
毎回進歩しているのが素人でも見て取れます。
それとレンジャースという、いいチームメートにも囲まれたんじゃないかと思えます。
イチローが海を渡った数年間を思い出すと尚更です。
解説者の個性も楽しみな今年の大リーグ放送です。