日本のプロスポーツのレベル
外国人選手から見た、サッカー・プロ野球のレベルと環境について。
安易な海外移籍決断に異を唱える、広島・ミキッチのJリーグ主義。
http://number.bunshun.jp/articles/-/216508
『アウクスブルクやベルギーリーグのチームのクオリティーはJリーグより下だ。自分からしたらケルンもそう。ヨーロッパならどこでもいいという感覚が理解できない』
サンフレッチェ広島に所属するクロアチア出身の元クロアチア代表、ミハエル・ミキッチ選手はJリーグの若手選手が、安易に海外というだけで移籍することを戒めています。
Jリーグ開設のバブルの時はいざ知らず、確かにJリーグの低迷期はプレーの質そのものも低く、選手生命が終了したあとのケアも不十分でした。
しかし今は当時からすれば雲泥の差で、ヨーロッパトップリーグの上位チームとは隔たりがあっても、そのほかと比べても質の高い試合が見られるようになっています。
オランダの試合も今は見ることができますが、日本人選手の属しているチームも、それほど高いレベルとは見えません。
ただそこで日本では得られないサッカー文化を学び、日本人が弱いとされるフィジカル面に慣れ、ステップアップを狙うならそれも段階としては良い事と考えているのでしょう。
ここで帰国する選手もいますよね。
日本でも突出した才能、実績が無いと、あちらでも早くから見切ってしまわれるのだろうか。出場機会も得られないことがおおそうです。
早く気がついて帰国しJリーグで重用されたほうが、自分のために良い時代がやってきているのかもしれません。
大リーグもそのようになってきているのではないかと、先日やってきたアスレティックの選手が話していました。
MLB.COM で二人の選手を招き、屋形船でのインタビューがされました。
そこで彼らがいみじくも語ったのが、「大リーグ選手の中には、日本で野球をしたいものは多くいる」ということでした。
日本の方が経済的に恵まれているそうなのです。
もちろん一流の大リーガーではなく、一軍半から3Aの選手のことでしょう。
大リーガーの平均年俸は3億弱(2億8千万円 2012年)、最低年俸は4千万円以下のようです。
ところが3Aクラスでも日本で活躍すると、2億3億ともらっている選手もいますね。
彼らが語っていたのは「来たくても外人枠があるので来られない選手が多くいる」というものでした。
それを聞いて、海を渡った日本人大リーガーを見て、日本プロ野球もそれほど質的には変わらない、その上チャンスをもらえ高年棒を獲得できる。
そのような理解が進んでいるのではないかと思いました。
2、30年前は大リーガーの触れ込みできても、日本野球を馬鹿にしまくって金だけせしめた泥ボー外人がいっぱいいました。
枚挙になく今でも時々笑い話として取り上げられることがあります。
日本そのものが世界に認知され、その文化に興味があることで、日本に来るサッカー選手がいるようです。おそらく大リーガーにもそのような選手が増えてくるのではないでしょうか。
未だ政治だけは3流以下ですが、サッカーや野球は一流国となりつつあることが理解できて、とてもいい時代になってきたようです。
そうだ!このさい政治家を海外に移籍してみたらどうだろうか。
でも受け入れ先がないか!残念!!