スピッツ草野マサムネさんが、急性ストレスで倒れる
スピッツの草野マサムネさんが震災で「急性ストレス障害」に 全国ツアー4公演を見送り
http://b.hatena.ne.jp/articles/201103/3222
メンバーからこのようなコメントが寄せられています。
『本来、被災された方々のためにも、ミュージシャンとして音楽を奏でること、歌うことこそが、今私たちが出来ることであり使命でもあることは強く自覚しています。ですが、今回、一時的にでもそれが出来なくなってしまったことの情けなさ、無力感は言葉では言い表せません。自分が被災したわけでもないのに"やるべきこと"が出来ないのですから、何を言われても返す言葉もありません。本当に、本当に残念です。本人になり替わり、またチームとしてのスピッツの代表として深くお詫び申し上げます。本当に申し訳ありません。
』
今回の震災は史上最大のものでもあり、一般の者でもストレスは最大限に達しています。
彼は見た目もまたその歌詞を見ても、繊細さは際立ったところがありました。
アーチストとしてまた人間として、人よりもその程度は大きいものがあったのでしょう。
人間はストレスを感じると交感神経優位となってなり、過度な緊張を身体に強いることとなります。
副交感神経は内臓をコントロールする神経ですが、これが弱ってしまうのでいわば身体の芯から壊れることになります。
急性でありすでに回復過程にあると言うことなので安心です。
いわゆる「パニック障害」と言われる類になると、これが繰り返すことになるので治療が長くなることがあります。
交感神経優位の状態が長期間続くと、様々な病気が引き起こされるとして、西洋医学の立場から治療法を考えた方がいらっしゃいます。
お一人は「星状神経節ブロック」注射を開発された、武蔵野病院名誉院長若杉文吉氏でした。一時花粉症の特効治療でブームになったことがありました。
武蔵野病院のページ
http://www.musashino-hospital.or.jp/pain/block.html
お一人は「爪もみ療法」で有名になられた、新潟大学の安保徹教授です。
安保教授プロフィール
http://www.kenbijin.com/zyouhou/abo.html
片や交感神経の働きをストップさせる、片や副交感神経を優位にさせることでバランスを取る方法です。どちらも原因を交感神経優位とするのは同じです。
爪もみ療法は有名になったのでご存じの方は多いと思いますが、ここでおさらいをいたします。
薬指(第4指)は交感神経と関係するのでこの指は避けます。
あとの4指は交感神経と関係いたします。爪の根元の左右をやや強めに圧迫します。爪を立てて強めにしても良いでしょう。
たったこれだけの健康法方です。
本格的な治療とするには、このところから血を出します。鍼灸ではここを井穴(セイケツ)と言います。昔から重要なツボとして知られてはいました。
それが安保教授によって、現代医学的にスポットライトを当てられたのです。
鍼灸では血を抜くことを瀉血(シャケツ)と言いますが、痛みなどに応急的に使われることが広く知られていました。
東洋医学では気の治療と言うことで、神経は無視されていました。解剖は紀元前に行われていたので、あえて無視したか発見しなかったのかは不明です。
瀉血が交感神経を整えると言う思いには至らなかったのです。
良導絡と言うお医者さんが考えた、鍼灸の応用のような治療分野があります。
ここでは前から交感神経副交感神経の調整理論はありました。
少し専門的になってしまったので、一般の方には難しくなってしまったかもしれません。
最後にいま1つのストレス解消法を書きます。
それは良く知られた「腹式呼吸」です。難しく考えることはなく、基本は息を吸う時に下腹を膨らませることです。
難しいと思われる方は過去のブログをご参照ください。
試験合格のために、直前に行う効果的な2つの簡単なこと
http://d.hatena.ne.jp/kouraiha/searchdiary?word=%2A%5B%B8%C6%B5%DB%CB%A1%5D