リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

手のひらのツボの研究 その1

 高麗手指鍼を独自に研究していると、古代中国人は解剖を行ったが神経は見落としていたという説は、実は誤りであったのではないかと思うようになりました。

現代の解剖学のように道具もそろっていなかったであろうが、彼らの探究心を思えば神経を見落としていたとは考えられない。

医師やそのほか東洋医学以外の関係者は、鍼灸は神経のことを考慮していないといいます。

私の研究では神経云々は言っていないけれども、神経の疾患を調整するのに気や経絡という言葉に代えているのだと思います。

自律神経である副交感神経、交感神経について、厳密にはいまだこれらを仕分けられていないのが現実です。

したがって多くの疾患が自律神経の不調で起こったと推計していても、西洋医学ではこれを調整することが出来ません。

私が行っている「手のひら先生の高麗手指鍼」では、簡単に調整が出来ます。

交感神経を活性化することも副交感神経を活性化することも、逆に抑制することも可能なのです。

西洋医学では交感神経を単独で抑制することは出来ません。

精神安定剤がこれに対応するのかも知れませんが、持続作用はありません。

手のひらに刺す鍼高麗手指鍼はこれらが自在に出来ることを最近見つけ出しました。

自律神経失調症などというわけの分からない病名がありますが、これなどを西洋医学では対策もなく治せません。

自律神経の関係するものは想像上の臓器と言われている、三焦経と心包経に集約されているのです。

そのほか督脈と任脈というものも、いままでは何でこれらを古代中国人は考えたのか、今までは大きな謎のままでした。

しかし気の流れと言うものを横において考えると、これらは少々別の意味を持っているのではないでしょうか。

これを神経と関連つけて考えてみると、実に多くのことが理解できると分かりました。

う〜ん東洋医学って奥が深いなあ!と感じるこのごろなのです。