リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

癌について考える 2

こんにちは、ホームページ「手のひら先生のリウマチ相談室」を運営している、手のひら先生こと長谷川和正です。「リウマチ相談室ブログ〜手のひら先生の独り言〜」として、高麗手指鍼治療にまつわるお話をいたします。また毎日の治療については「手のひら先生の治療日誌」を作成しておりますので、こちらもよろしくお願いいたします。
私もほんの20年弱前、鍼灸学校に入学する前は、病気に対しては受身の姿勢で治療を受けていました。

鍼灸学校とはいえ、一般の方より様々な医療に関する情報は入ってきます。また関心がそちらに向かうので、書籍・雑誌・新聞やインターネットなどの記事に注意が向かいます。そこで少しだけ知識が増えて来ます。

私は患者さんには時間的な余裕があれば、差しさわりのない範囲で、日頃からもしものことを考えて準備をすることをお勧めしています。などは身近な重病であり、治療の選択を誤れば自らの命に係るからです。また事故にしてもいつ何時遭遇するかも分からないので、その対処や日頃の病院等の情報収集を怠らないよう、注意を喚起することにしています。

以前2回ほどしか治療が出来なかった方がいます。良性と言われているリンパ癌で、医師にも「良性ですから治りますと言われたそうです」。ところがまもなく甲状腺に転移した。そこで放射線照射し焼くことになった。それが過酷で治療後は食物がのどを通らず、大変つらい思いをしたそうです。これで治ったと思ったら、さらに肝臓だと思いましたが転移しました。今度はどうするのかと聞くと「抗がん剤治療をします」と言うことでした。それを拒否すると「これは問う病院の医師6名が相談して処方を決めました。これを拒否されるなら、退院してもらうしかありません」と言われたそうです。入院すると言うことはすべてを預けると言うことです。

退院するにしても次の病院を確保しなければなりません。大変な思いをしましたがどうやら見つけ、通院することになりました。しかし既存の治療法には不信感を覚えたので、インターネットで探した、「免疫療法」なるものを受けようと思い医師を探しました。免疫療法は自分のリンパ球を何らかの方法で培養し、また身体に戻してがん細胞をたたくと言う概念で行なう療法です。根本理念はアメリカからもたらされたものです。

培養するまで1ヶ月期間があるので、何かしたいとネットで探して来院された次第です。

慶応大学の講師近藤誠医師の書籍や東大医師の「がん治療百科」などを読めば、病院や西洋医学の表に出ないことが分かります。元気で頭がはっきりと判断力のある時に、「もしも」と言うことを考えておくことはとても大事なことです。自分は大丈夫、絶対と言うことはないのです。

免疫療法と言う言葉はとても我々にはなじみやすい言葉でしょう。がん細胞をやっつけるのは、究極人間の持つ免疫システムが働かないと克服は出来ないからです。しかしもしそれがそれほど効果があるなら、すでに発祥の地アメリカで話題になって、アメリカのがん患者は減少しているはずですし、いなくなっているはずです。日本でも医師ががんで死亡することはないはずです。