リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

がんについて考える 1

こんにちは、ホームページ「手のひら先生のリウマチ相談室」を運営している、手のひら先生こと長谷川和正です。「リウマチ相談室ブログ〜手のひら先生の独り言〜」として、高麗手指鍼治療にまつわるお話をいたします。また毎日の治療については「手のひら先生の治療日誌」を作成しておりますので、こちらもよろしくお願いいたします。
いまがん死亡者は30万から40万人と推定されているそうです。誰にでも発症の可能性は存在すると言えます。

がんについて分かってきたのは、ほんのここ10年ぐらいのものではないかと、感覚的には思っています。治療法は未だに解決はしていません。

以前書いたと思いますが、6年ほど前にアメリカではNIH(ナショナル・インスティテュート・オブ・ヘルス)が、その前10年間のがん治療の進歩を調査したところ、切除する以外はまったく進歩がなかったということです。

しかしどうでしょうか。毎日と言っていいほど新聞などのメディアには、がんの遺伝子が見つかった、がんを起こすDNAの解析が行なわれたとか、がんに有効な薬の実験段階に入ったとの情報が飛び交っています。これ我々には必要な情報でしょうか?あなたが今がんと診断された時、これらは必要な情報でしょうか?

すでに必要なDNAなどほとんど解析済みだそうです。それに基づいて薬の開発はすでに行なわれているはず。こう医事評論家の大学教授はおっしゃっていました。

とすれば日々の情報は何故なのか?私が思うに、いまや病院が病気に対して治せない、無力になって来ているのではないか?それらのことに患者気づき始めて、病院を頼らなくなってきたからではないのでしょうか。それに対し、まだ期待を失わせないようにしているのではないか。

私の恩師、金成万師は鍼のセミナーで、西洋医学で治せるのは病気の10パーセントぐらいで、また内臓の病気は西洋医学では治せない。こうおっしゃっていました。このときはそんなものかと思っていましたが、今は実感として感じています。

がんにならない食べ物とか、がんにならない生きかた。でも誰がそれを証明したのでしょうか?10年以上前でしょうか?焼き魚のこげたところががんを引き起こすと言った、大学教授がいました。いまはそれは嘘であったと認識されています。

この例を持って即断定的に言えませんが、医師がいったからといってそれを鵜呑みにすることは、自分の健康に取って果たして有益なことか、一呼吸おいて考えないといけません。
医師の仮説に過ぎないかも分からないからです。

一日30品目の食品を食べるのが目標だと言うのもありました。可能ですか?昔の人はそんなに食べていましたか?それでもいま長生きの国になっていますね。これはどうしたことでしょうか。豊な国になって栄養が足りて寿命が延びたことは確かですが、30品目を食べなければならないと言うことに根拠があるとは考えられません。

いますべて我々の周りにあることに眼をむけ、自分に本当に有益なものを選別すること、それが万が一がんになったとしても、有効な対策を選別する我々の武器になります。