リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

ためしてガッテン 子宮筋腫

 昨日11月30日のテーマは、子宮筋腫でした。

改めて人体の神秘に触れたようでした。

鍼灸では子宮筋腫を治療するとき、肝臓の経脈を主にして治療を行います。

ガッテンではこの子宮が筋肉で出来ており、なおかつその筋肉が生理の前後で動いていることを映像で見せてくれていました。

肝(臓)は将軍の官 謀慮出ず。と言われ血流を主とると言われ、コントロールする器官と考えられています。

確かに人間の最大の内臓器官であり、多くの血液がそこに溜められています。

そこで肝は筋肉とも関係があるので、子宮の治療は肝経を使うことになるわけです。

筋腫にも出現する場所が3箇所あり、その場所によって症状の度合いに差があるということでした。

子宮の外と中の場合は軽く、多くの場合経過観察ですむということでしたが、当院で治療された方たちはそれなりに苦しまれていました。

最近子宮筋腫が増えているそうです。

その原因を「自立神経免疫療法」ですっかり有名になられた、新潟大学安保徹教授がこう仰っていました。

女性は男性に比べ静脈も細い。

環境にさらされる静脈は、冬だけでなくいまは夏の冷房によって常に寒さから逃れられず、一年中緊張を強いられる。

そこで血流障害が起こって、子宮に問題が起きる。

子宮が活動するといっても、見る限り微妙な運動です。

腸のように活発に動くわけではないので、当然血流も場合によってはなかなかか改善されないわけです。

昨日の放送は我々鍼灸師にとっても大いに参考になる番組でした