リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

グレート義太夫の糖尿病から その2

 ビートたけしの「たけし軍団」のお一人、グレート義太夫さんが糖尿病に罹っていらっしゃることは、昨日書きました。

調べてみると糖尿病で苦しまれている、または苦しまれた有名人は案外と多いようです。

食事病院糖尿病の有名人 糖尿病の芸能人
http://tounyou-com.seesaa.net/article/102904663.html

カロリーコントロールや運動は理解はしていても、中々それを守るのが難しいのが糖尿病です。

糖尿病は古代中国でも消渇(ショウカツ)と言って、この病気を表現していました。咽がやたらと渇わくことからこう呼ばれていました。

私のホームページ「糖尿病は治せる病気です」に古代中国での考え方を載せていますので、興味のある方はご覧ください。
http://www.d2.dion.ne.jp/~kouraiha/diabetes/

糖尿病は怖い病気です。その中でも壊疽と言って、足などに血液が行かなくなり腐って手術で切り落とすようになることがあります。

この対処法を考えたすごい日本人鍼灸師アメリカにいます。どのように重い壊疽でも、10回ほどの治療で回復させると言うものです。

彼女は松本岐子(マツモトキイコ)さんと言います。

彼女の考え方の初めは、先生の故長野潔先生の考え方を発展させたものです。長野先生もおそらく、昭和の名灸師深谷伊三郎先生の考え方を踏襲したものだ、と私は考えていますが。

何はさておき、彼女はそこに故間中吉雄博士の考案した、イオンパンピングコードの応用を考えました。

また名前は失念いたしましたが、ある方の発明した圧電素子でしたか、瞬間電流を取り出しこれをイオンパンピングコードに流すことで、血流を改善する方法を考案しました。

素晴らしい発明だと思いませんか。

彼女はハーバード大学医学部で、鍼灸を教えているそうです。さすがプラグマティズムの国、治るならなんでも取り入れる柔軟性があるわけですね。

私もこれを参考にし高麗手指鍼を使って手で行ってみましたが、その効果は大きいものでした。

昔彼女の治療日誌を読みましたが、古くなった名刺を持って患者が突然やってくる。誰にもらったのかを聞くとお医者さんだと答えたそうです。

アメリカは糖尿病患者が多いと聞きます。治療に思い悩んだ医師が彼女を紹介したようなのです。

患者さんから聞いた話ですが、糖尿病患者さんは足を切り落としても痛みはそれほど感じないそうです。それほど状態はひどいと言うことなのでしょう。

そうなる前にこの治療法が広まれば、何とか助けになるとは思えますが。いまだその評判は聞こえません。

それにしてもアントニオ猪木さんや、みのもんたさんの糖尿病は有名ですね。でも良く頑張っていると感心します。よほど節制されているのでしょう。

現代病である糖尿病の克服は何とかして成し遂げたいものです。