前立腺肥大と前立腺がんについて
女性にはない男だけの病気、それが前立腺の病気です。
生殖の役目を終えると途端に様々な障害が発生するのが、これら生殖器の病気ではないでしょうか。
女性では閉経になると女性ホルモンの欠乏から、更年期障害の諸症状が出ます。
その程度がひどく一見人格が変化したかと思えるようになり、それが更年期にまつわる症状と分かるまで、かなりの日数と病院めぐりをする方もいらっしゃるようです。
NHKうつサポート情報室
http://www.nhk.or.jp/fukushi/utsu/file/18.html
うつ病の芸能人
http://utubyougeinou.seesaa.net/category/3519554-1.html
役目が終わったからと言ってそれを切り取ることはできません。
ゆっくりと新たな人生の段階に、言い換えれば身体の機能もソフトランディングしなければならないのです。簡単ではないのでしょうが。
以前書いた長野潔先生の記事の中で、先生が70歳前後の女性の子宮癒着を治す場面がありました。
手技を施しながら先生は女性に「明日か明後日か、トイレに行くとお小水が濁ることがあるかも知れないが、驚かないように」と注意をします。
鍼の治療によって子宮内に滞っている、古血(東洋医学ではお血と言います)が排出されるのです。
臓器そのものは本来の役目を終えても、生きた存在としてあるわけですから、当然血液の循環も図られているわけです。
なぜ前立腺の標題なのに子宮のことが最初に書かれているのか? それは私の治療が同じつぼを使っているからです。
考えてみれば人間の男女も元は同じところから分かれ、雌雄が別になった方が生存に便利と言うことで別れたと発生学的には考えられています。
なぜ男に「乳首」があるのか?この命題もそれらを証明していることです。
また生殖器でさえ、発生をたどって比較すれば同じところから変化したと言うのが定説です。
さてまず前立腺肥大についてですが。男性病と言うだけでなくその患者数が年々急激な増加を辿っているのです。