リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

買ってはいけない9 週刊金曜日

 13年ぶりになるのか、週刊金曜日社の「買ってはいけない」を買いました。

最初の出版はセンセーショナルで、200万部もうれてそれこそ狂騒曲を奏でていました。

その後「買ってはいけない買ってはいけない」などの本も出て、様々な形で儲けた人も出ましたね。

記憶しているのは「山崎パン」と「味の素」の項目でしたか。

山崎パンは製品が「化学物質の塊または薬品の塊」で出来ているような表現が有り、その頃セブンイレヴンに多くおいていたのが、その後見なくなったのは影響だったのでしょうか?

山崎パンの社員はそのように作られているのを知っているので、自社製品は食べないとの記述は強烈でしたね。

なんとなく購入しなくなってしまいました。

それじゃストア・イン・ベーカリーというのか、店内で焼いている店のほうが良い製品なのか?

そう思ったことがあるのですが、パンの生地は大手3社ぐらいが提供していると聞いて、「おんなじじゃん」と思ったことを記憶しています。

味の素の「だし一番」だったかも槍玉に上がりましたね。

都内の有名ラーメン店おオヤジも年取ったのか「うちは鶏がらと鰹節、それと昆布のスープだよ」と言っていたのが、楽屋から見えたのはこの製品でした。

JRの立ち食い蕎麦でも、これを使っているのを見かけましたね。

鰹が勢いよく飛び跳ねている絵が印象的でしたが、鰹節は少しで香り付けには鰹のゆで汁を、タンクローリーで焼津に買いに来る。

流石にこの表現には驚き、この商品は買わなくなってしまいました。

初期の衝撃はその後このような批判的な目を持つと同時に、より根拠のある批判を調べる習慣はつきました。

誤りのあったかもしれませんが、それはそれで一定の評価をしても良いと思います。

それにしてもどこの社も反論をしなかったのは、未だに不思議で謎です。

ところで今回の本ではそれほどのパンチが効いていない。

取り上げられている商品は関心が少ないものが多いのが原因でしょうか。

化粧品などはもともとふっかけて価格設定があることは周知の事実です。

それでもそれを承知で購入しているので、買いたい人が購入すれば良いと思っているので、読んでもインパクトは少ないのです。

例えば皮膚科の専門医ニキビ指導には、水で日に何回も洗顔することを知ればどうな商品も、価値のないことがわかるようにです。

さて職業柄気になったのは「ウコン」商品です。

以前「肝臓がん末期患者」が、病状急変したことがありました。

その時飲み始めたのが、勧められた「春ウコン」沫でした。

ウコンは肝臓に良いという噂があるようですが、量が多ければ肝機能障害を起こすのです。

せいぜいカレーライスの色付け程度が良いのです。

知り合いの薬剤師も、量が多いのが気になると言っていました。

酒を飲みたいからウコンを飲むとか胃薬を飲んでおくというのは、健康指導している方からは自殺行為を助長しているように思うのじゃないでしょうか。

薬のたぐいは副作用が多いので医者は服用しない。例えば風薬などは典型的。

焼酎などにも砂糖などの隠し味でまろやかにしているのは、乙類であってもこれは酒屋の常識です。

今回は「買っても良い」商品ものっています。

要は自分を守るため、例えば商品内容を比べる、添加物などの内容表記をよく読むなど、自己防衛をしていくなどの対策を日頃からとる。

そのような警告をしてくれるものとして、これはこれで十分価値あるものと私は認識しています。