リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

落合監督を襲った顔面麻痺(ベル麻痺)

 数週間前週刊誌に「落合元中日監督脳梗塞か?」と見出しにあったので、本当?と思いながら心配していました。

どうやら杞憂だったようで、ひと安心しました。

ほとんだ買ったことがない「FRI フライデー DAY」を買ってしまいました。

タイトルが「落合博満が”顔面まひ”隠さず語った「闘病2週間」で、左半分が歪んだ顔の写真が掲載されていました。

普通はこのような顔だとつい気にして、外にもでなくなることが多いのですが、彼はそのことも平然と受け入れて講演を普通にこなしたそうです。

顔面麻痺の治療法はほとんどありません。

せいぜい救急で入院しても、点滴を打って安静にしているだけです。

だれでも体内には数え切れない細菌やウィルスが常在しています。

普段何も起きないのは、免疫機構が保たれているのでそれらの活動が抑えられているからです。

昨年までの疲れがここで出てきたのでしょうか?

当治療院にも顔面麻痺の患者さんが見えます。

殆どは病院で治療を受けて相当の期間を経過したあとの場合です。

このような場合は最後の一点の違和感が取れないこともあります。

治療の要点は免疫を高めて体を元の状態に戻し、それから患部の修復をすることになります。

発症直後ならほぼ100%元に戻ります。

しかし様々な治療を施すと、それが返って回復をおくらせることになります。

常在菌を死滅させることは、現代の医学ではできません。

常在菌イコール悪玉菌という図式が描けないのは、これらがまた人間の免疫システムの一翼を担っているかもしれないからです。

要は免疫と細菌、善玉菌と悪玉菌のバランスの取り方、その上に我々の健康があるのです。

ストレスをかけすぎない心の平穏、腸内細菌叢のバランスなどが重要です。重要ですが実行はなかなか難しいことです。

ところで本文にもありましたが、WBCの監督問題落合元中日監督の名前が上がっていますが、名前を上げるものは何考えているのかね?

現役の時から選手中心に考えていた人が、引退したからといって態度を変える人だと分かっていないんじゃない。

選手の中にはWBCで活躍すれば、メジャーリーグに行ける可能性もでる。なんて考えている人間もいるそうですが、今はそういう時代じゃない。

マンチェスターユナイテェッドに行った香川真司選手は、Jリーグにいた時からその才能を買われてドイツのドルトムントに移籍して、それからステップアップした。

いま世界はそのすみずみまでうもれた輝かしい才能発掘システムが出来上がっている。

元大学教授がわたしに投げかけてくれた「しっかりとした技術があれば、世間は放っとかないよ」が、今はグローバルになってきただけのことです。

甲子園や県大会にも、今年もほぼ全球団メジャーリーグスカウトは来ていたそうじゃにですか。

メジャーリーグ下部組織の金儲け軍団が行うWBCなんて、メジャーリーガーはほとんど出ていない価値ないゲームですよ。

アメリカ人誰もWBCのこと知らないでしょ!

今やメジャーリーガーや3Aの選手だって憧れる日本のプロ野球なんだから、中途半端な選手は日本のプロ野球の方がなんぼかましなことを知ったほうが良い。

昨夜TBSの深夜番組で、爆問の田中と野村元監督が次のWBC監督問題を取り上げていました。

アンケートでは落合が第一位でしたがこれは拒否されるので、第二位の野村監督と振られると、ノムさんまんざらでもなさそうでしたね。

わいわいやっている中で「桑田」の名前が出ました。

彼ももうそのような話題で取り上げられる時代になったんだなあと思った次第です。

何はともあれ落合元監督の健康回復をお祈りいたしましょう。