リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

チュートリアル福田さん急性膵炎で入院

チュートリアル福田、急性すい炎で入院
http://www.sanspo.com/geino/news/110112/gnj1101120504017-n1.htm

最近お笑い芸人と言われる人たちが、急性膵炎で入院するケースが多いようです。

次長課長の河本が急性すい炎で緊急入院」
大学病院部長が日本を斬る・・・の?のブログから
http://blogs.yahoo.co.jp/koredeiino345/34291435.html

そのほかには「中川家」の兄さんや、「大木こだま・ひびき」のひびき さんなどがこの病気にかかっていました。


「難病情報センター」膵炎の発症者数ほか
http://www.nanbyou.or.jp/sikkan/048_i.htm

男性が女性より多いが、発症は20代以降70歳代まで起こりうる病気であることが解る。

急性膵炎は緊急を要する病気なので、東洋医学はこの場合対処はできない。

出来得ることは救急車が来るまでに、激痛を一時的に抑えることぐらいです。

なぜここで彼らが発症したかを、東洋医学的に考えてみましょう。

お酒を飲みすぎたから?でもお酒を浴びるように飲む芸能人って、酒豪と言われて良く聞きますね。でも今までそれほど膵炎を発症したとは、聞かなかったように思います。

ではなぜ?

東洋医学では膵臓は「脾」と言う感じを当てます。もともと有った脾臓が「今の膵臓でした」。ところが江戸時代西洋医学が入ってきて、大きな臓器を脾臓にしこの小さな臓器にはあてはめる言葉が無かったので「膵臓」を作ったと聞いています。

東洋医学では肝臓・心臓・膵臓・肺臓・腎臓には、様々な事柄があてはめられています。

例えば色です。順番に、青・赤・黄色・白・黒と言うように。例えば肝機能が衰えている人がお酒を飲みすぎると、青くなったりすることがあります。循環器系で血圧が高めの人は顔が赤い。呼吸器系の弱い人は色白。人工透析などを行っている人は、肌が黒ずむなど。

そのような関連で五志があります。これは臓器と感情が関連有ると言うものです。

同じように、怒・笑・思・憂(慮)・恐となっています。

膵臓は「思」と言うことですが、単に思うのではなく「思い悩む」と言うことです。

膵臓は皮下脂肪と関係があるので、例えば激しい恋煩いなどをすると「食事ものどを通らず」痩せてしまうのです。

私もこの世界に入ったころまさにその状況になりました。「胃の気」と「膵臓」の気は裏表で両者がバランスを保っていないと、健康な状況ではありません。

膵臓の気が大きくなると、胃の気が小さくなります。するとお腹がすいているのに、食べられないと言う状況になります。しかし膵臓の気は悩みが大きくなり活発になるので、皮下脂肪をどんどん燃やします。身体はカッカと熱いのに、食欲がなく食べられず痩せてくるのです。

一般的に考えて、芸能人は浮き沈みが激しい。また「人気」と言う目に見えない相手と戦わなければならない。ましてや変化の激しいお笑い界では、さぞ悩みも多いことではないでしょうか。

この前テレビで島田伸介さんがお笑い芸人に向かって「いまお笑い芸人は30代までしかおらんやろ。40代以上は数えるほどしかおらへん」と言っていました。

息の長い芸人はほとんど数えるしかいないと言う、本当に厳しい世界なのだとこの言葉で私も気が付きました。

今一方、なぜ病気が発症するかと言う時に、疑われるのが体内ウィルスの存在です。

人間の体内には様々なウィルスが存在します。共生関係にあるウィルスや細菌もいます。

ところが不摂生を重ねたりして免疫を低下すると、これらの勢力がまさって様々な症状や病気を出現させると推定されています。

思い悩むこともこの免疫度を下げるのです。

失敗や起きてしまったことを後に引きずらない、明るい性格の人はあまり病気をしないのではないですか。

それは患者さんにオーリングテストを使ってやって見せるのですが、良いイメージや言葉を発することで簡単に身体が変化します。

つまりそれは脳が反応して血流などを改善し、ひいては免疫も上げるのではないかと私は思っているのです。

悩んでも悩まなくても結果は同じ、ならば悩まないで暮らした方が得と言うことです。

中々実行することは難しいですが。