リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

スポーツ障害と高麗手指鍼について

こんにちは、ホームページ「手のひら先生のリウマチ相談室」を運営している、手のひら先生こと長谷川和正です。「手のひら先生のリウマチ相談室ブログ」として、高麗手指鍼治療にまつわるお話をいたします。また毎日の治療については「手のひら先生の治療日誌」を作成しておりますので、こちらもよろしくお願いいたします。
何ヶ月か前にテレビを見ていたら、フィギアスケーターのキム・ヨナが鍼治療を受けていた様子が写されていました。わが浅田真央の最大のライバルでもある彼女は、椎間板ヘルニヤでもあるのでしょうか、以前から腰が痛くて良いパフォーマンスが出来ていないようでした。
治療には腰に鍼をうちそれに低周波を流す、いわゆる電気鍼治療でした。そんなのじゃ治らないよと見ていたのですが、案の定先日も腰の痛みが残っていたようです。

トップアスリートになるとその治療に対する要求も、さらに高度なものになっていくようです。その昔ちょっとテニスに凝っていたときがありました。様々な本や雑誌も読み漁りました。其の時の世界チャンピオンのイワンレンドルが、鍼治療を受けるのにいった言葉は「ぼくはもっと早く効果の出る治療を受けたいんだ」と言うものでした。其の時は世界のトップアスリートは、身体を酷使しておりなおかつ高いパフォーマンスをするために、高いレベルでの治療を求めているのだと知りました。

其の時は鍼灸学校など考えても見なかった時でした。今ならそのような治療は東洋医学、鍼治療の中にはあるといえます。ただし鍼だけではだめで、畢竟「気」をどれだけ使えるかが最大の問題点になります。

高麗手指鍼がこのニーズに耐えうる治療方法か?この質問にはイエスと答えたい。しかしよりレベルの高い治療方法を模索すると、手のひらだけではその要求には耐えられないと思う。其れを補うのは伝統的な鍼で、患部にチャレンジしていかないと、トップアスリートが望むような世界を実現することは出来ないでしょう。

私はすでにその入り口にまで来ていると考えていますが、更なる高みに行くには今一段の気のレベルアップを図らなければと考えるこの頃です。