リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

大島麻衣のファスティングって?


 60歳を超えて体重が少しづて増えて来ました。

また脳溢血後遺症からまだ体が本調子ではないので、散歩もできずカロリーを消費することが少ない。

今流行りのダイエット法は胡散臭く、結局消費カロリーを考え食べる量を制限するのが得策という結論になりました。

新潟大学安保教授の「安保徹の免疫学講義」を読んでいると、人間のエネルギー代謝が酸素を使うミトコンドリア系から、酸素はいらない解糖系にシフトしていくという説明がありました。

したがってあまり栄養がいらないので老人になれば、食事の量はいらないのだと理解できました。

むかし断食が流行ったことがありました。

今でも根強く行われています。

40年ほど前の学生時代に、あまりに体調が優れなかったので「断食」を行おうと思い、どのようにするのか調べたことがあります。

意外とその頃は断食の作法が知られていないようで、自己流で返って体を壊す人が多かったようです。

沖ヨガで有名な沖道場が府中市にもあり、そこに行ってみようと思ったことがありましたが、数年に一度死者が何らかの理由で出るというので止めました。

断食以外が原因のようでしたが。

さてその後といっても最近に近いのですが、プチ断食という方法があることも知りました。

これは週に1度ほど断食を行う、簡単なものです。

行いましたが体調は変わりありませんでした。

今考えれば原因はほかにあったので、期待ほど効果はなく当然のことでした。

さて体重を減らしかつ疲れている腸を休ませるという目的で、プチ断食を行おうと思い立つきっかけになったのが、元西武ライオンズソフトバンクホークスで活躍された工藤公康さんが書かれた「40歳から進化する心と身体」でした。順天堂大学教授の白澤卓二さんとの共著です。

ここで再度断食が紹介され、ご自身が現役時代の体つくりに役立てていたことを知りました。

今回の断食は「ファスティング」というのだそうです。

はじめはなんだと思ったのですが、この言葉は結構広まっているようなのです。

毎週土曜日の文化放送吉田照美伊東四朗親父パッション」が終了すると、5時から15分間元AKBメンバー大島麻衣「大きなツリーの木の下で」が始まります。

おじさんが聞いていると何おいっているんだか早口でさっぱり内容がわかりません。

しかしハギレ良いリズムが心地よくつい心待ちにして聞いてしまっているのです。

その彼女が先週の放送で「私ファスティングしてます」と言っていたので少々驚きました。

肌がツヤツヤになったそうです。

昔は断食をすると腸のひだにこびりついていた消化物が、剥がれ落ちるなどかなりいい加減な情報がありました。

便として出てくる殆どは腸の壁が剥がれ落ちたものであると説明にありました。

プチ断食でもすれば、腸の休暇になることがわかります。

陰陽で言えば心臟が陰で、小腸がようです。

この陰陽で血液を循環させていることを考えれば、時々は休ませることが体に良いことは考えつきます。

また免疫の中心は腸であることも加味すれば、より一層その重要性はますことと思います。

現代人は飽食で特に日本人はその傾向があります。

食物が豊富に出回るようになったのは確かここ何十年という単位であったと記憶しています。

狩猟民族農耕民族も常に安定して食事が出来たわけではありません。

したがって豊富な食べ物があるときには過食して、脂肪として蓄え飢餓の時はそれを消費して生き延びてきました。

そのことを考え人間の生理と歴史を考えれば、敢えて断食は生きるための知恵と言えるかもしれませんね。

それにしても腹が減ったなー!