グレート義太夫さんの糖尿病について思う その3
糖尿病ちょっとチョコ食う グレート義太夫オフィシャルブログ
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グレート義太夫さんが読売新聞夕刊で、ご自身の糖尿病について5回に渡り連載されました。
引用させてもらうと「今、一番言いたいのは、糖尿病は怖い病気だということ。」「何も自覚症状が無いので、つい甘くなってしまった。全国の糖尿病予備軍の皆さん、まだ間に合います。僕みたいにならないように、少しだけ生活習慣を見直してください。」
彼は今までの経験を本にまとめました。「糖尿病だよ、おっ母さん!」幻冬舎刊 2009年5月に出版
糖尿病が進行して、現在は人工透析を受けています。週3回1回5時間かかるそうです。
聞くところによると透析は大変な重労働になるそうです。彼も終了後はぐったりするそうです。
また仕事の量も半減したそうです。
しかし彼には演劇の才能を生かし、蜷川幸男演出の劇に出演しロンドン公演も帯同したことがあります。
また音楽の才能を生かしダンカン作の劇に参加されているようです。
糖尿病と言うのは全身に広がる病気です。気がつぃた時は手遅れになっていることが多いのです。
そして現代は美味しいものは「甘いもの」が固定観念になっています。
身体は五味を感じ、五味はそれぞれの内臓と関連しています。この五味をバランスよくとることで、医食同源にもなるのです。
五味とは酸苦甘辛鹹です。
酸はすっぱいで木に属し、関連する臓器は肝臓です。
苦はにがいで火に属し、関連する臓器は心臓です。
甘はあまいで脾に属し、関連する臓器は膵臓(東洋医学では脾臓)です。
辛はからいで肺に属し、関連する臓器は肺臓です。
鹹(シン)はしおからいで水に属し、関連する臓器は腎臓です。
それぞれの味を取り過ぎると、属する臓器を傷めるわけです。
良く古代の中国人はこれを理解したと思うのです。しかし500年前にはすでに糖尿病と言う病気は、どのような原因で起こり症状が出るか理解していました。
治療も五臓の気を整えることで行われるのと同じように、医食同源で食べる時も同じようにバランスを考えるべきなのです。
糖尿病は甘いものを取り過ぎることで発症することは知られています。
身体に取り入れられた糖分は血液に入ります、身体は糖分を取り入れる為にインスリンを分泌します。
インスリンの働きは血管の穴を広げて、穴より大きい分子の糖を筋肉に取り込むことです。
ところが高血糖状態が続くと、インスリンが出ているにも関わらず、十分に反応しなくなるのです。
ここに至る前に義太夫さんが仰っているように、食事の節制や肥満解消など生活の改善が重要になります。
サイレントキラーと言われている糖尿病です。気がついた時、最悪壊疽で足の切断手術や糖尿病性網膜症で失明に至ることにもなります。
是非彼の言葉を生かしてほしいものです。