リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

甲状腺機能亢進・低下症

Jリーグ磐田に所属する山崎亮平選手がバセドー病のため、Uー22から離脱することになりました。

U22不動のFW山崎がバセドー病再発…磐田 サッカーコラムより
http://derorinkuma.com/news/jleague-news/4899

新陳代謝をコントロールする甲状腺はの病気は、よく知られたところではバセドー病や橋本病がリます。

機能亢進も機能低下もどちらが起こっても、人間生活に大きな影響を及ぼします。

甲状腺の病気はネットでお調べいただくとして、西洋医学では難しい病気になります。

橋本病などは免疫疾患に属するので、これは殆ど治癒困難といえます。

また放射能で騒がれている現在、チェルノブイリ事故以降ロシアでは子供に甲状腺腫が多発して問題になり、日本でも同じことが起きるのではないかと危惧されています。

東洋医学甲状腺を考えてみます。

経絡という気の通り道は12プラス2合計14あります。

このうち8つの経絡が首を通ります。

それだけ多くの臓器と関連する気と関連することは、臓器の異常は甲状腺にも影響すると考えます。

甲状腺の栄養を送る血管を見ると、外頚動脈の枝である上甲状腺動脈と鎖骨下動脈の下甲状腺動脈が関連している。

この鎖骨下は免疫にとってとても重要な場所なので、この面からも免疫の善し悪しに影響されることが類推される。

橋本病の治療を行なったときにも、一番関連する経絡は胃経であった。

この胃を通る経絡はどうも免疫に関係する経絡として注目しているものです。

専門すぎて一般の方には理解不能かも知れません。

簡単にいえば食に関係する胃は、我々にとって食べることだけに大切なのではなく、免疫にも大いに関連するところであると理解できるのです。

ですから病気にならないためには、サプリメントなどに頼るのではなく、本来の伝統食から日本人にとって真に健康に必要な食とは何か?を考えるべきなのです。

甲状腺の病気治療からもそう考えることが出来るのです。