リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

うなぎとサムゲタン

 夏の栄養補給は日本ではうなぎの蒲焼、韓国ではサムゲタンが知られています。

土曜の丑の日にうなぎを食べるのは、江戸時代のコピーライター貝原益軒が考えたことは知られたことです。

貝原益軒のもう一つのコピーに「良薬は口に苦し」があります。

薬が売れなくて困って相談した結果考えられたのが、この有名なキャッチです。

しかしこれは漢方薬についてのみ言えることで、西洋薬にはこのようなことはありません。

あるとしたらそれは砂糖など甘味料を入れて、飲みやすくしただけのことです。

漢方薬も所詮くすりなので副作用もあるのですが、症状にピタリとあった時の薬は本当に美味しいものです。

めったにありませんが、経験からすると断言できることです。

韓国ソウルなどは日本より緑が少なく、夏の熱さは半端じゃありませんでした。

そんな時に食べるお父さんたちの精力剤、夏バテ防止として宣伝されたのが、韓国ではサムゲタン日本でうなぎです。

サムゲタンは鶏のひなのお腹に、米 朝鮮人参 なつめ 栗 ニンニクなどを入れ圧力窯などで煮たものです。

食べる前に好みで塩を調整します。

韓国では未だ美味しい物を食べたことがありません。

ソウルのサムゲタンはロッテの百貨店の食堂街で食べたものが最初でした。

でも再度行った時はそれほど美味しくありませんでした。インチョン空港の食堂のものの方が、うまかった記憶があります。

まだ韓国ではうまいものを食うという習慣がないのかも知れません。

本で知ったことですが、韓国でも中国系韓国人はどのように優秀でも就職できない、そこで差別のない食堂を開く物が多い。

しかし日本のようにたま丼100年なんてことは考えていない。

儲かったらさっさと店を売って子供達を留学させてしまうそうです。

したがって味に執着がないのかも知れません。

金さんがごちそうしてくれたのも、サムゲタンの専門店でした。でも美味くありませんでした。

彼の事務所の近くだったのですが、初めて入った店のようで出てきて彼も「美味しくなかったですね」と言っていました。

彼とひとしきりビジネスの話が終了したあと、彼がこう相談して来ました。

「先生私新婚3箇月なのですが最近妻と疎遠になってきまして、どうしたら良いのでしょう何か対策ありますか」

簡単な答えなのですぐ答えました。

「日本には京都大学があり有名な霊長類研究所の所長、大島清教授がこう言っていました。『番で入れていたさるのメスを入れ替えてやると、オスはまたセッセセッセとセックスする。』」

金さん合点が行ったのかこう答えました。

「先生私もそう思ってこの前風俗に行ったんですヨ。そしたらやたら元気になちゃって、自分はまだ正常だと確認出来たんですよ」

大笑いでした。

 どの国の男も考えることは同じということ。

さてこのサムゲタン、中には白色レグホンではなく烏骨鶏や平飼の種類が異なる鳥を使う場合があるそうです。

そしてマムシなどの蛇の肉を食わせて、それを食べさせる店もソウル郊外にあるそうです。

そこにわざわざ好んでくるのが国会議員だそうです。

かの国の議員のパワーはこんなところから生まれるかも知れない。

ニョロニョロヌルヌルしてるような奴では外交なんてできるはず無い。

ところで日本で買えるサムゲタンは輸入ものが多いのだが、千差万別です。

美味しいと思ったのは妻家房のものと伊勢丹のテナントのキムチ館のサムゲタンかな。

輸入ものでもばらつきがあるので気を付けたほうが良いでしょう。

次は我が家で手作りに挑戦です。これが一番無難でしょう。