リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

香川真司選手のリハビリ 

昨夜サッカー日本代表が、アジア・カップに優勝しました。

AFC Asian cup Qater 2011 アジア・カップ
http://www.the-afc.com/jp/tournaments/men-a-youth/afc-asian-cup

李忠成が鮮やかなボレーシュートを決めて勝ちました。

「Yahoo スポーツ ザック日本4度目V!李が決めた」
http://sports.yahoo.co.jp/

韓国の鍼高麗手指鍼を行っている私としては、在日韓国人(日本に帰化しましたが)が決めて何となく嬉しかったです。

最近のコマーシャルに「母校出身ではないけれど、地元の学校が出場するとなぜか応援したくなる」がありました。あんな気持ちでしょうか。

さて、最後の試合はそれまで活躍していた香川真司選手が、骨折し出場できないので心配でしたが、それも杞憂に終わってしまいました。

それにしてもブンデスリーガで活躍中であり、後半もと期待されていたのに全治3カ月と言うのは、本人にとってもチームにとっても痛手でしょう。

「Yahoo ニュース 香川が帰国…全治3カ月も今季中の復帰目指す」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110130-00000008-dal-socc

スポーツ選手にとって骨折や肉離れなどの怪我は付き物ですが、本人やファンにとっても残念なことです。早く治ってドイツでの雄姿を見せて欲しいものです。

骨折治療と言うものは、医師でしか治療は認められていません。その他の医療類似行為者ができるのは、手術等の後療法だけになります。

その昔は医師も少なかったりしたので、「按摩」「骨継ぎ」「鍼灸」と言う職業の人たちも治療をしていました。

と言っても骨がバラバラになったような複雑骨折は無理だったでしょうが、ひび割れや中々付き方が遅いと言うようなものを対象としていたようです。

私が鍼灸学校生だった約20年前、按摩の授業は「小守スポーツマッサージ療院」の井上良太先生でした。

「小守スポーツマッサージ療院」
http://www.jta-komori.com/

授業の中で先生が「じいさんや親父の時代は、良く骨折患者が来ていた。今でもその当時の患者が連れて来ていた孫が覚えていて、『骨が付かないので治してくれ』と言って来院することがある。」とおっしゃっていました。

「気」気功の「気」ですね。「按摩師(あんまし)」全員ができるわけではないのですが、少数の方はこの気を使う技術があるので、このようなことができるのです。

東洋医学と言うのはそのような意味を持っているので、マッサージ=按摩ではないのです。これがまた一般の方たちには、理解されないところかもしれません。

ドイツの診断結果では全治3カ月だったそうですが、できるならこのような東洋医学関係を取り入れて、早く治してまた活躍してほしいです。

私の母は昨年亡くなってしまったのですが、9年ほど前大腿骨を骨折してしまいました。斜めに骨折しましたので、通常の手術より1時間ほど長くかかりました。

担当医の先生が良い先生で「鍼灸師の息子が治療をするならと、病院内での鍼治療を認めてくれました。」

8人部屋の老人は皆同じような病状でした。ですから「今の麻酔が切れると激しい痛みが来るよ」とか「退院してからリハビリに、3か月くらい通わなければならない。」と母に話をしていたそうです。

1カ月過ぎたころから退院の話が出ました。早く家に帰っても男手だけで世話をする者がいなかったので、2か月ぐらい病院で見てほしかったのですが、結局6週間ほどで出されてしまいました。

「リハビリは?」と母に聞いたのですが「お医者さんは、その必要はない。」と言ったそうです。

どうも1カ月ぐらいで骨はついていたようなのです。

でもお願いして少し入院を伸ばしてもらったので、退院後のリハビリも必要がなかったようなのです。

その時以来骨折の治療効果に自信を深められました。

要は患部に触らないで、いかに血流を良くし自分で治す力「自己治癒力」を高めることができるかが、より早い完治への早道なのです。