リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

賀川真司選手骨折から順調に回復

昨日3月6日のNHKサンデースポーツに、骨折リハビリ中のドルトムント香川真司選手が出演しました。

3月6日、香川真司選手&井岡一翔選手が「サンデースポーツ」生出演
[賀川真司選手骨折から順調に回復:title=http://www.nhk.or.jp/sportstime-blog/100/73631.html]

1月25日の韓国戦で受けた骨折から40日、順調に回復しているようです。

3月末にはドイツに出発し、4月復帰を目指すようです。

最初は全治3カ月とか6カ月とか言われていたのが、予想より早く回復しています。

テレビで見る限りは、松葉つえも必要無く徒歩で局まで来たとの話でした。

一般的な骨折の治癒期間と知られている中で、例えば大腿骨では8週間です。

第5指中足骨の骨折などは個人差や体重がかかるところありで、標準的な治癒期間は示せないので過去の例から推定されていました。

手術を受けているので、金属が入っているはずです。もしそれを取るようであれば、復帰は先になるかもしれません。

おそらく談話からは、金属はそのままで試合に出るのでしょう。

若いと言うことと部位からすれば血管損傷などが無かったので、回復が順調だったと思われます。

もし骨折などの治療期間をさらに短縮する方法があるとすれば、それは東洋医学に求めるほかはないと思います。

私が自分の母親の大腿骨骨折の後治療を鍼で行った時、骨が付いて退院までおよそ4週間前後でした。標準治癒期間のおよそ2分の1でした。

身体に刺す鍼だと中々治療は困難だと思います。

手のひらの鍼は患部に刺さなくても治療ができるので、このような時には最適な鍼治療だと考えます。

按摩などで骨折の後治療ができる方なら、おそらく同じように治癒期間は短縮できるはずです。

プロスポーツの世界に本格的な東洋医学が取り入れられることは、それほど多くないのでこのようなことは理解されにくいかもしれません。

しかし前回のワールドカップには鍼灸師の方が同行し、審判などの治療にあたったこともニュースで知りました。

伊達君子選手なども試合後に鍼治療を受けているようです。

一部のプロ選手には鍼も取り入れられているようですが、メインの治療の流れになるまでは来ていません。

スポーツの中で鍼灸が取り入れられる時日本古来中国伝来の鍼よりも、どちらかと言うとスポーツ鍼と呼ばれる新しい考え方に基づいたものが多い。

即効性が求められる世界ですから、そのような需要に対応するものも必要です。

しかし東洋医学の精神から言えば「怪我や病気になる前に治す」、いわゆる未病を治すという観点で鍼治療を受けて欲しいです。

普段から鍼治療で定期的に気のバランスを取ることで、事前に怪我を予防することもできます。

もし障害が起きた時に東洋医学の「気の治療」を取り入れられれば、おそらく治癒期間は標準的なものの半分ほどに短縮できると考えています。

何はともあれ香川選手は早く復帰し活躍し、ご自身で話されていたように次の飛躍をして欲しい。

次はリーガエスパニョーラでしょうか、それともプレミアリーグでしょうか。