リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

小林信也氏の日本的なトレーナーとは?

こんにちは、ホームページ「手のひら先生のリウマチ相談室」を運営している、手のひら先生こと長谷川和正です。「リウマチ相談室ブログ〜手のひら先生の独り言〜」として、高麗手指鍼治療にまつわるお話をいたします。また毎日の治療については「手のひら先生の治療日誌」を、そのほか「リウマチの広場(by 手のひら先生)」も作成しておりますので、こちらもよろしくお願いいたします。

2ヶ月ほど前ラジオを聴いていたら、スポーツライター小林信也さんがトレーナーのお話をされていました。

「日本独自のトレーナー、トレーニングが育つべき」と言う主旨でした。

内容は今詳細に覚えていないので、この日本的なトレーナーについて私独自のお話をしてみようと思います。

いまトレーナーは、2つに分類されます。

1つはスポーツ選手の筋肉を鍛え、コンディションを管理するコンディショニングトレーナー。

1つは怪我や障害を治し、マッサージなどを担当するメディカルトレーナーと呼ばれるトレーナーです。

捻挫や筋肉疲労を起すと、駆けつけていってスプレーをかけている。あれはメディカルトレーナーの役目です。

と言っても私の眼から見ると、あれは単なるごまかしで治療でもなんでもありません。治しているわけではありませんから。

私はサッカーが好きなのでよくテレビを見ます。

先日はイギリスのプレミアリーグの試合をやっていました。いまはピッチも凍り付いています。芝のそこここに凍っているのが分かるように、
白くなって見えます。

選手が足を痛めてピッチに腰を下ろしています。トレーナーが駆けつけて行き、コールドスプレーを掛けています。

アナウンサーも「この寒いのにさらにコールドスプレーをかけられて、選手も寒いでしょうね」などと言っています。

「あんま」と言う技術に習熟されている方にとっては、まさに笑いの種になるものです。

「あんま」と言うのは「気」を使う手技なので、痛みを消し、腫れを押さえ腫れさせない、ようにするのは、手だけで行ないます。

捻挫などは腫れないようにすれば、その場でプレーは再開可能になります。またその後の治療および回復は、驚くほど簡単になります。

でもそのようなことは、今まで誰も教えてくれませんでした。

「教えられるものではない」と考えられていたからです。

先達はこれを様々な工夫をして、身に付けられてきた事なのです。

特に「気」に関しては当て嵌まります。

「気の使い方、運用」は特に難しいもので、それが「あんま」の修得を難しくしているのでしょう。

日本的なトレーナーと言うことであり、小林信也さんがこのことも含んで言われているなら、まさに東洋発のトレーナーと言えるのではないでしょうか。
来年からこの技術を教えようと思っています。