リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

古武道からみるメディカルトレーナー

こんにちは、ホームページ「手のひら先生のリウマチ相談室」を運営している、手のひら先生こと長谷川和正です。「リウマチ相談室ブログ〜手のひら先生の独り言〜」として、高麗手指鍼治療にまつわるお話をいたします。また毎日の治療については「手のひら先生の治療日誌」を、そのほか「リウマチの広場(by 手のひら先生)」も作成しておりますので、こちらもよろしくお願いいたします。

甲野善紀さんご存知でしょうか?

マニヤックな方でないと分からないかもしれませんね。古武道の研究家でいらっしゃる彼が、隣町の国立市で育ったのを、週刊文春で知りました。大学は我が市にある東京農工大学を卒業されたそうです。

こんなことで何故か親近感を持ってしまうのは、日本的な感じなのでしょうか。

さて現在、甲野さんは古武道の研究成果を、介護の場に取り入れることをされているそうで、これは驚きでした。

古武道ではないですが、私もほんの少しだけ合気道を習ったことがあります。ほーんの少しの期間だけでしたが。

それでも合気道は連綿と続く古武道の要素を受けついでいるわけで、とても合理的な動きを追求しているのに、全く新しい世界を開かれたようでした。

西洋的な力を溜めて吐き出す、そのような動きはしないのです。新鮮な感じに打たれました。

甲野さんはジャイアンツの桑田投手の指導をして、復活を果たさせたことでも有名になりました。

鍼灸免許を持ちメディカルトレーナーえを目指すような方は、東洋医学的な観点と日本古武道からの動きを取り入れることで、全く新しい形を作り上げられるのではないかと思います。

一時私も「なんば」に入れ込んでいたときがあります。

「なんばって?」と思われる方は、ネットでお調べください。

私も6年前までは知りませんでした。「トレーニングジャーナル」と言う専門誌に、東大の助教授がこのことを書かれていたので知ったわけです。でもよく分からず、その時は忍者の秘密兵器ぐらいの印象しかありませんでした。

ところが3、4年前にこの「なんば」について、国立市にある桐朋学園の中高大学の先生が書かれている本に出会いました。これで目覚めたのです。

私が桐朋高校のお隣の学校に通っていたのは、もう30年以上前でした。その頃はこの高校は勉強は出来るが、運動はからっきし駄目だという印象があったのです。

ところがこの「なんば」を取り入れてから、厳しい争いのある東京の学校からバスケットの全国大会に、もう何年も出場しているそうなのです。ビックリです。

「なんば」の基本は、「うねらない・捻らない」が基本です。いきなりこれを行なおうとおもっても難しいのです。私も始め思い込みで試して見たのですが、失敗しました。

前記の書籍を読み理解することで、この難問は一気に解決します。理論的で簡単に実行できるからです。

慣れが必要ですが、こつを覚えれば驚くような効果が出ます。

43分のウォーキングコースを設定していたのですが、これを取り入れるとすぐに結果が出ます。最初から2、3分の短縮が出来ます。

驚くのは疲れが少ないことです。さすが忍者が500キロ寝ずに走り抜けることが出来る方法です。最短時は37分でした。

まだまだ掘り起こせば底知れぬ深さがある、日本文化はすばらしいものがあるのではないでしょうか。

何も「アニメ」「オタク」「AKB48」「かわいい」だけが、輸出できる日本文化ではないはずです。