リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

みのもんたさんの奥さんが逝く

みのもんた、愛妻の“壮絶闘病”明かす…「皮膚がんが骨に転移」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120524-00000006-ykf-ent

悪性メラノーマと言われるがんでした。

当院でも過去に2例治療を行った経験があります。

メラニンと言うほくろになることでも知られている、生活活性物質でこの治療法は西洋医学ではありません。

唯一皮膚に出来たがんなら切除するだけしかありません。

それが転移していくので、悪性と言われる所以です。

みのさんを知ったのはもちろん深夜放送ですが、印象に残ったのは婦人公論の記事でした。

私が通った新宿予備校、いまは駿台予備校に吸収されています。

大学教授で講師をされていた先生が、「君たちも将来結婚したりするのだから、それに備え婦人公論を愛読書にしろ」とおっしゃっていました。

そこで嫁姑問題など豊富に読者投稿があった時代、みのさんが不妊で悩み、鎌倉にいるお医者さんに通って子供を授かったと言う手記が載りました。

パワフル元気おじさんのみのさんも、そんな時があったのですよ。

テレビに初めて出演した時は、何が何でも見ようと待ち構えて見た記憶があります。

今ならパソコンでラジオアナウンサーの顔も簡単に見ることができる時代なら考えられませんが。

声の良いアナウンサーが実はこんな顔をしていたんだと、自分が築き上げたイメージと大きく隔たっていたことが多々あった時代です。

10チャンネルか12チャンネルの音楽番組でした。

司会者の一人が水沢あきでした。

番組が始まると、向こうの方から水沢アキがこちらの方に駆けてきます。みのもんたさんが追って来て、捕まえてこう聞きます。

「なんで逃げるのよ」「だって顔が悪いんだもの」

こんな失礼なシーン後にも先にも無いですね。

その後みのさんはテレビ画面から消えてしまいました。

お昼の「思いっきりテレビ」で復活をされた時は、相当苦労したのだなと言う感じがありました。

今も休みなくテレビに出られているのには感服します。

でも悲しみに対しては辛くてもそのようにした方が、供養にもなりまたご自身のためにもと思われたようです。

がんは誰にでも起きる病気とはいえ、映像で近親の悲しみを見る、と改めてその治療法は喫緊の課題に思えるのです。