リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

その1 ワタミタクショクを注文しました。

 自分で作るのに疲れてしまい。チラシで見た「ワタミタクショク」をみて、おかずだけのコース「まごころ万菜」を取ることにしました。

10年以上前生涯初めて一人暮らしをしたとき、最初は好きなものを料理できると喜んだものの、それも1年と続きませんでした。

一人前の料理をバランス良く、そして野菜を中心にバラエティ良く作るのは大変です。

辺見庸著「もの食う人びと」を読んだとき、さすがにショックを受けました。

生きるために「喰らう」そのような人が現実にいる。小さい頃腹を減らしたことはあっても、餓死するほどのことはなかった日本。

飽食ニポンとは言われていても、栄養バランスが崩れていて、実は体は飢餓状態にあるかもしれない。

久米宏の番組で「戦後日本の食卓は変わった」「伝統的な日本食が戦争で寸断され、伝えられてこなかった」「現実の貧しい食卓」などが明らかにされました。

少なくともそうなりたくないと思っていたところ、このようなサービスがあることに気がつきました。

週5日間の夕食はこれでまかなえることになりました。

少なくとも1日の栄養の半分はまかなえる内容だそうです。

人間何しろ食べなきゃ死んでしまうし、今死ぬのは嫌だし、でも毎日作るのはとても負担になる。

一番助かるのは時間の余裕が生まれることです。

献立を考える時間と悩み、調理の時間は1時間は必要、そして食事と後片付けを入れれば、実に3時間はかかります。

3ヶ月前から取り始めました。

取り始めはちょっと慣れないところがありますが、すぐ味に慣れてきます。

すると今度は同じようなものが重なると少々不満が出てきます。少し揚げ物が重なるなとか。

それでもかなり工夫がされているのがだんだん理解するようになります。

鳥肉というのはすぐ唐揚げを連想するのですが、これも重なると飽きが来ます。

他に調理の仕方がないかなと不満を覚えるころに、これがこちらの気持ちが分かったかのように変わってきました。

熱を通した鳥肉にかけるソースを工夫したり、煮込んだりしたものが出てくるようになりました。

海外に行ったときに感じたのですが、食材の調理の工夫はあまりなく、ソースのバリエーションで味のコントロールをしていました。

伝統的なにる焼く蒸すのほかに、アクセントのソースでバラエティ感を生む。

なかなか日々献立の工夫、企業努力をしていると感じました。

でも人間贅沢なもので、このような頼るものができると、ほかのうまいものを食いたいという感情が生まれてくるのです。