八重樫東の試合を見て
昨日のボクシング試合、八重樫東対ローマン・ゴンザレスの試合みましたか。
久しぶりに男のファイト見ました。
確かに強いかっこよい試合もいいのですが、本当にファイトむき出しの試合は感動します。
そういう意味ではもう何十年も見たことが無いので、本当に面白い男のファイトを堪能しました。
思い出すのは次の試合です。ネットで探すとナンバーの心に残る試合で、順位が付いていました。
<19位> ルーベン・オリバレス×金沢和良 第2戦 (14回KO/1971年10月25日)
確か日本テレビの「ダイヤモンド・グローブ」ではなかったでしょうか。
夜9時か10時ごろに始まる番組でした。
決してメインを張る試合ではなかったと思いました。
が見ていくごとに引き込まれる試合で、ボコボコにされた金沢選手が最後に「コノヤロー」と言ったのかどうか、雄叫びを上げながら向かっていく姿は、今でも目に焼き付いています。
それまでは海老原やファイティング原田など、そうそうたるメンバーのいわばきれいで華やかな試合を見ていたものにとって、汗が飛び散っていくような男のファイトを初めて見たのでした。
テレビの向こうで行われているのですが、観客席にいるような気分でした。
感動した試合はその年のベストn試合に選定されたはずです。
昨晩の八重樫選手の気魄は、雄叫びを上げないものでしたが、金沢選手にも劣らないものでした。
井岡一翔との試合からファンになって注目してみていますが、今のボクシング界では異彩を放つ存在ですね。
また今回試合を組んだ大橋会長も、大したもんだ!と思います。
他のジムだったら、避けて通るような取組だったんじゃないのでしょうか。
自身王座獲得も長くは防衛できなかったことを考えると、普通なら最強挑戦者は避けまくるのがこの世界の常識でしょうに。
と言うわけで昨晩は久しぶりに心躍りました。
ちなみに私の一番好きな日本人ボクサーは、故大場雅夫でデビューの試合から見てました。
一番の試合は倒されその時に捻挫し、びっこを引きながら耐え最後にはノックアウトした試合です。
海外ではシュガー・レイ・レナード対トーマス・ハーンズの試合です。
もうボクシングの天才同士の決戦でした。
このような才能のぶつかり合いも楽しいのですが、やはり男の魂のぶつかり合いは感動ものですね。
八重樫の次の試合が楽しみです。