リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

宮崎駿の仕事の流儀を見て老いをちょっと考える

 復活したプロフェッショナルはやはり面白いですね。

昨日はジブリの森で有名な、宮崎駿氏を追っていました。

トトロは好きな映画と問われたら、最初にあげる1本です。

宮崎駿氏がもう70歳で引退を宣言しました。

もう老いが来るのが早く長編アニメを作る体力が持たないとのことでした。

少し病気もされたようでした。

東洋医学でも老いを止めることは出来ないとされ、ただし病気を防ぎ楽に迎えるように出来るとされていたように思います。

「本当に?」

私も分かっているような感じでそのように思っていました。

でも緩やかに老いるにはどのような鍼治療を施していかなければならないか?

最近の治療からどうやら結論がでてきそうな感じです。

なぜ心臓は臓器の中心にすえられ、「神」の宿るところなのでしょうか?

なぜ肺は2つ左右にあるのだろうか?

なぜ腎臓は左右にあり、右は命門と呼ばれ左は腎なのでしょうか。

免疫とはどのようなものなのか?

新潟大学教授安保徹さんの論文を読むことで理解できるところがありました。

人間の衰えると言うよりは年数使い続けてきた内臓の、機能やバランスを整え臓器のオーバーホールをすることで、緩やかな老いが迎えられるのではないかという考えに至りました。

悪性の胃がんが見つかり悪性ゆえ開腹手術は行われず内視鏡手術で終了した患者さんがいます。

1年以上の期間治療に通われ先日検査で再発なしの診断がおりました。

心臓のオーバーホールをかねて治療を加えたところ、顔艶がいっそうよくなり70歳ですが何か仕事を始めたくなったそうです。

免疫を上げ内蔵のオーバーホールをすれば、氣力体力が戻り生命力が湧いてくるのです。

最後まで介護もなく暮らせればあるとき突然予告もなくお招きがあるはずです。

そのときまでは元気でいられるのがこの鍼の役目かなと思います。

でもその使者が「審判」の役人だとチョト困りますが。