リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

癒着があっという間に改善

 術後すぐにそして何年か経ってからも、癒着は起こります。

ネットで探してのどこにもそれがなんで起こるか、原因を書いているところはありません。

手のひら先生は治療結果として検証したのが、免疫疾患原因説です。

手術後の癒着を治すところは他になく、治療結果をそれなりに出していたので、自信を持って東洋医学の立場から原因を説明していました。

内視鏡でも回復手術でも、どちらをとっても癒着は起きます。

これは体を通っている気の流れ、経絡を切断するために起こる症状と捉えていたのです。

曰く「気が流れれば、血も流れる」です。

逆に言えば、気が流れなくなると血も流れなくなり、結果癒着が引き起こされるです。

しかしこれには少々疑問が残っていました。

手術直後1、2ヶ月から始まる癒着、3年から5年以内に起こる癒着、そして30から40年経過しても発症する癒着でした。

単に経絡切断説だけでは納得が出来ませんでした。

また患者さんの中でも、数%は完治せず違和感や無理した時に痛みが発生する方がいました。

また治療経過痛みの消えていく速度にも、満足できないところがありました。

世界のどこにも誰にも治せない癒着を治しているんだという自負で満足してました。

ところがリウマチ治療にとって超えなければ、解決しなければならない問題が有りました。

ここ1ヶ月でどうしてもそれを解決すべく取り組んだのが「安保徹の免疫学講義」の理解でした。

どうやら大まかですが理解し鍼治療の中で活かせる方法を模索し、結果を癒着にも応用したところ全く予想外に治療効果が出たのです。

最低4回は治療しなければならなかった痛みに対するものが、たった1回目から痛みが消えてしまったのです。

癒着で広がった腹部の異常箇所でさえ、その範囲はあっという間に患部にまで狭まってしまったのです。

癒着対策は今まで皆無でした。

予防的になにか吹きつけたりとか、ネットを張って癒着を防止するとかが有りました。

漢方薬の大建中湯が処方されますが、便を柔らかくさせているだけで癒着の治療には無意味でした。

原因が免疫低下から来るとすれば、すべての現象が納得でき説明できるのです。

根本治療は免疫を改善することなのでした。

強烈な痛みが襲ってきて食事が取れず仕方なく回復手術をし、癒着部の剥離手術を重ねて命を縮めていたのが過去でした。

その後は鎮痛剤や腸の運動を抑える薬を使ってだましだまし来たのが、癒着に対する対策でした。

伝統的鍼やお灸でも治療例がなかったので効果はなかったのでしょう。

高麗手指鍼でも今までは手のひら先生以外は、治療が出来ませんでした。

いまその原因が説明できるようになって、癒着という症状は以後消えていくものと思います。


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