居眠り運転の恐ろしさ
むかし女を追っかけて、と言ってもそんなにカッコいいものではなかったのですが、関西まで車で行ったことがありました。
若かったからね!
でも結局振られたんで、カッコ悪い結果だったんだけど、いろいろな思い出と体験をしました。
居眠り運転をして、今少しで死ぬ思いをした体験を書きましょう。
今の季節居眠り運転の発生しやすい季節ですが、それにしても今年は悲惨な事故が多いですね。
朝東京を発って神戸まで行こうと思いました。
4時ごろ起きていざ出発です。
東名高速を飛ばし、ちょうど死者も出したトンネル火災がやっと復旧した跡を抜け、お昼過ぎには阪神高速に入りました。
一人で運転してきたこと、朝いつもより早期したこと、昼食をとったあとです。
季節は8月ごろでしたか。
甲子園球場を左手に見える頃から睡魔が襲ってきました。
最初の睡魔はまぶたが落ちてきます。
おいおい眠くなってきたよ、危ないよと気を取り直す程度です。
次に襲ってくる睡魔はそれより少し深くなります。
もう目はつぶっています。
目をつぶっている自分を自分で起こしているのです。「オイ!起きろ!」
はっとして目が覚めます。
いけないいけないと運転を続けていると、第3回目の睡魔が急激に襲ってきました。
今回は目は完全にふさがっています。
夢の中で寝ている自分を起こしている自分がいるのです。
「おい起きろ!」それでも起きません。
突然!「死んでしまうぞ」という声が聞こえました。
それで目をあけると、まさに前の車に追突する寸前でした。
これは本当に死んでしまうと冷や汗をかき、次のサービスステーションで仮眠を取りました。
居眠り運転は突然やってきます。
そして疲労が深いと、眠りに落ちて居ながら、目を開いて運転している自分がいたりするのです。
夢と現つの境がなくなってしまうのです。
眠くなったら早めに休憩し、仮眠を取らないと事故は減らないと思います。
バスのひとり運転の限界が670キロとしていたそうですが、普段あまり運転していない私などは200キロが限界です。
プロは慣れているといっても、常識で考えても倍ぐらいが安全運転の限界ではと思います。
業界向きの規制だったのではと勘ぐります。
よくまあ走ったなと、今では懐かしい思い出ですが。