中学校に武道の授業が!必修だって!
2006年の教育基本法改正を踏まえて、2012年4月から中学校授業に武道を必修科目とするそうです。
2006年といえば阿部ちゃんが首相の時です。ポンポン痛いって言って総理大臣やめた人でした。
武道をやっていれば、腹痛なんぞで首相の座を棒に振らなかったかも知れないな。
ところでこの頃でしたか、よくテレビで学校が荒れたり、生徒の家庭での躾がなっていないので、授業そのものが成り立たないでいると騒がれていました。
日テレの「太田総理」の中でも、議員が授業に武道を取り入れたらと言っていたと記憶しています。
礼に始まり礼に終わる武道を教えれば、きっと学校の規律も守られると考えられたのではないかな。
理由はもっともらしいことが言われていますが。
文部科学省
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/jyujitsu/1221013.htm
でも授業の内容は、柔道剣道相撲の三種類しかないようです。
しかし日本古来からある由緒正しい武道はこれだけではありません。
多くの中学校が柔道を選択するようですが、事故が多いのでてんやわんやになっています。
いちゃもんをつければ、八百長騒ぎのあった「相撲」は教育上よくないのでは?
剣道だって竹刀を持って相手を叩くわけで、やがて刃物を持って危ないなんて、PTAのおばちゃんたちは問題にしないのだろうか?
昔はよくシャシャリ出てきたよねPTAのおばちゃん!
柔道だってK1の格闘家になったりするし、あまり良い武道じゃないんじゃない。殴り合ったりするんだよ格闘技は。
なんでいきなり種目を限定したんだろうか?
なんで教師に指導を任せるのだろうか?
日本には由緒正しい伝統的な武道がごまんとあります。
そもそも柔道なんて明治の嘉納治五郎が編み出したもので、その元となったのは合気道や古来からある技を集約して、柔道なるものを発明したとされています。
だから柔道より先にあるものも選択肢に入れるべきで、そのほうが日本人のこころを学べるかもしれません。
さらに武道の精神を授業として学ぶなら、「その道の専門家」に依頼するのが最適な方法なのです。
専門家ならどのような時に事故が起こりやすいことも熟知しているはずです。
また武道は技術だけではないので、礼儀や精神まで学ぶとするなら、専門家武道家を招くべきです。
私が鍼灸学校で学び始めた時、鳥居隆篤先生は「柔法」と言う流派を立てていました。
これは様々な技を先生が取り入れて編み出した武術だそうですが、基本となったのは武術辞典にも持っている「白光流」です。
図書館に行って何気なく見つけたのが、日本武道辞典でした。
日本には由緒正しく伝統ある武道がずいぶんとあるのに驚いたことでした。
素人が思いつきのように教育内容を変えたりするので、瀬戸際になって柔道では廃人になったり死亡事故が多いと言って騒いだりするのです。
日本の行政って最近こんなのばかりでしょう。
幸いいまNHKでは「100分de名著」を放送していたり、BSでは「サムライスピリット」で武道を案内しています。
今一度考え直してはどうでしょうか。
その前に国会議員全員が武道を一回習ったらいかがでしょうかね。
乱闘も最近は無いようだけれど、いざというときに役立つかも?
でも本来の武道はそれを抑えるために習うのだ。
このような精神を持っているのが沖縄空手であると、先日の「サムライスピリット」では紹介していました。
武道の授業今一度開始を遅らせて、考え直してはいかがかな。
武道を習うというのは素晴らしい発想であり、できるなら小学校から始めたらよい。
そのためにも武道家を学校に入れるべきだと思う。