リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

女優叶和貴子さんのリウマチ

 久々に叶和貴子さんのニュースが、週刊新潮12月8日春待月特大号に載りました。

表題は「リウマチの激痛に苦悶で女盛りの恋愛チャンスを逸した叶和貴子」です。

「女優の叶和貴子さん(55)が一時期表舞台から姿を消したのは、今から14年ほど前、まさに女盛りの頃だった。原因は突如発症したリウマチ。
激痛にくもんする日々が、彼女から恋愛の機会すら奪っていったのだ。」

ステロイド治療で対処していたのを97年に止めた。

ステロイドは急激にやめると反動がきつく、その後3年間は仕事を休まざるをえなかった。

現在は小康をえて、仕事に復帰した。

と言っても女優ではなく、病気にまつわるトークショーやテレビ、ラジオのコメンテーターだ。舞台に立つことは諦めたそうです。

ざっとこのようなことが彼女の近況のようです。

リウマチ専門医にかかっているはずと思いましたが、その後も経過ははかばかしくないのでしょうか。

せめて女優なら元の仕事に就きたいし、その希望に添えるようにするのが本来の治療と思うのですが、現代医療ではまだ難しいということなのでしょう。

もちろん生物製剤という方法が主流になっているようですが、これは完治を目的とするものではありません。

免疫を徹底的に抑えてしまい、痛みなどの症状を押さえ込む対症療法にすぎません。

一生薬を注入し続けなければなりません。

さらにもし感染症、例えば鳥インフルエンザなどの大流行があった場合、おそらく悲惨なことになる可能性があるのではないかと懸念されています。