リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

最近見たドラマの感想

 音で病気を治すCDの成果が患者さんはもとより、私の体も頭もクリヤーにしてきたようです。

半年前は紳助の番組を見ても笑っていたのが、最近はほとんどの番組に興味がわかなくなって来ました。

それを埋めるのがDVDとラジオ、小説そして映画です。

まず映画はヒアアフター以来です。

評判が良いので3日前に見ました大泉洋主演「探偵はBARにいる」当たりでした。

大沢在昌にもバーにいる探偵ジョーカーのシリーズがありますが、これと似ているのかな?と言う懸念も有りました。

日本のハードボイルド映画もやっと来たねというところまでのレベルでした。

ハードバイルドの草分けダシル・ハメットほどの無機質でなく、レイモンド・チャンドラーほどの香りはなかったのですが。

大沢在昌新宿鮫を書いたのは、日本では拳銃を使えるのは警察官だけなので、警察官を主人公にしたと聞いたことがあります。

しかし時代は進み拳銃もその世界ではごく普通になっている状況から、今回のような表現もまた許されるようになってきたかと見ました。

それだけハードボイルドを描く際も幅が広がってきたということでしょう。いいですね、危ない世界になりましたが。

大泉洋を主演にしたプロデューサーの慧眼にここは脱帽。それと松田龍平のオトボケ学生とのコンビも近年にないものでした。

前日テレビで篠原涼子主演「アンフェア」を見た。

アメリカのトウェンティーフォーを真似たようだが、残念ながら及ぶべくもない作りでした。

「アンフェア」と言う女性刑事を主人公にした小説を読んだばかりで、比較すると迫力の無さが際立っている。

またよくある人物設定で、心に闇を抱えた女性刑事の設定だが、これを服装や単に顔を暗そうにしているだけでは表現しきれないだろう。

命を賭けたドンパチ場面で踵の高いヒールを履いて、敵に聞こえるような靴音を響かせて駆けずり回る刑事なんているわけない。

人を本気で殺そうと思ったことのない、作家や監督や俳優がやっているのでこのような細部が描けないのだろう。

さすがにテロの驚異にさらされているアメリカとは、雲泥の差が出るなあと改めて感心したことでした。

中山美穂ちゃんの「サヨナライツカ」を借りましたが、途中で切りました。

旦那の小説なので出演したのでしょうが、いきなり赤いパンツを脱いで男を誘う、エロ映画でした。相方もセリフ下手だな!

エロは嫌いじゃないが、芸術を騙ってオブラートをまとった映画は見る価値が無い。

むかし女性タレントが「中山美穂ちゃんの顔は国の宝だから大事にしなきゃ」と言っていましたがそのとおりだよね。

女優には女優の「場」があるわけで、そこを間違っちゃいけないよね。例えば寺島しのぶとは活躍の「場」が違うのだから。

今日は「アリアドネの弾丸」最終回ですね。

原作には無いような展開になっています。果たして斑鳩警視でしたか?が女子高生殺人の犯人なのか?

高橋克典が良かったシリーズでした。彼も悪役が好きと言っていましたが、はまり役じゃないかと思える演技でした。

特命係長「只野仁」をやっていたときは漫画のイメージじゃないなと思っていました。またどこかで刑事役をしていたときも、余りぱっとしない感じでした。

どこが今回と変わっているかと言うと、今回はいつも胸をバンと張って意思を押し出すように演じていました。「警察は間違いを犯さない」と言う意思です。

東洋医学で言う肺、五精は気魄の魄です。彼は背も高いからおそらく昔から、両肩をうちに折るように体をこごませる癖が付いていたのでしょう。これでは気迫はうまれません。

今回は意識して押し出すようにしたことが、気魄を生み威圧するような感じを出していたのでしょう。

本屋に行ってふと手にした本が、日本のアクションを担う「高瀬道場」の高瀬監督の本でした。ちなみに高瀬道場は府中市にあります。

その中に中村トオルの項が有りました。ビーパップハイスクールの時のことです。

それを読んで「アリアドネの弾丸」における役作りが分かりました。

一介の同じ国家公務員それも厚生省の役人が、警察庁の役人に対等で議論や嫌味を言って喧嘩をうる。

ありえないんじゃないと思っていたのが、この本を読んで合点しました。

あれは中村トオルの素を出しているんじゃないか?と。でもそれがドラマを面白くしたそう思う。ビーパップハイスクールですよ。

意外とよかったのが昨日見た「ぐるりのこと」リリーフランキーがほのぼのとしてよかったね。ブルーリボン賞貰ったんだ。ネットで確認しました。

TUTYAで何気なく選んだ一枚でしたが当たりでした。

お風呂で木村多江リリーフランキーと本当に遊んでいたね。彼のオチンチン見ていたなー。役得だよな!

面白そうな女優でした。美人じゃないけど。

あとキャメロンディアスとトムクルーズの「ナイトアンドデイ」ひどいねこの映画。

アメリカもプロデューサーにノルマがあって、機械的につくらざるを得ないんでしょう。

そこでアメリカ人が好きな顔のキャメロンディアスを使うのでしょうね?ハズレがないからね。

昔映画評論家淀川長治さんが、ゴールディー・ホーンをして、アメリカ人はこのような顔が好きなんですね。とおっしゃっていました。

そのゴールディーがアメリカの有名なインタビュアーだと思うのですが、彼に質問されていたのをBS放送で見たことが有りました。

言っていることが違うね。どこかの国の女優とは。でもディアスはどうなのかな?顔汚かったな。顔のあちこちメスを入れていると聞きましたが?本当でしょうか。興味ないけど。

特攻Aチーム。昔見たテレビ映画の焼き直しということだが駄作だね。

CGオンパレードでやたら早いテンポ、シリーズ化したいのだろうけれど、そのために若い観客に説明しようとした取り扱い説明書みたいな映画でした。

今回のベストワンは「探偵はBARにいる」でした。でも何で小雪はわざわざ結婚式を待ってピストルをぶっぱなしたんだろ?