タイガーウッズが立ち直れないわけ
100年に一人の才能とも言われた、タイガーウッズが中々立ち直れません。
アメリカではその原因が分からないのでしょうか?それとも隠しているのでしょうか?
アメリカではまだ性依存症として、タイガーウッズ個人の問題として片付けようとしている様です。
タイガー・ウッズ不調理由はSEX依存症克服できないから説 Newsポストセブン
http://www.news-postseven.com/archives/20110618_23173.html
事件直後母親やそのほかの人を集めて、私が間違ってましたゴメンナサイと謝っていました。
カウンセラーがついてたようにも見えましたが、まだタイガーウッズは復調の兆しさえ見えません。
ネットで探していたら日本ファンの方が、その原因を分かっているようです。「人種問題に決まっているだろう」と言うものです。
当たりです。でも根本のところはまだ理解していないと思う。
彼は黒人の問題として捉えているのだろうが、アメリカの人種問題はそんなステレオタイプみたいには分けられないほど複雑になっている。
その前に心理学と言うこの不完全な学問は何だと思うね。
心理分析なんて本当かよと昔から思っていました。
少し前に読んだ「心理テストはウソでした」を呼んで合点がいきました。何しろロールシャッハテストなど、答えていると自分の心理状態が分かってしまいます。
答えが分かってしまうテストなど、インチキに決まっています。
フロイトは人間の性欲リピドーを分析して夢判断をし、蛇が出てきたら男根願望洞穴を夢見たら女性を渇望しているとした。
ホントかよ!らしいけど、それは科学じゃないよな絶対。
30年ほど前受講した職場研修は、心理学をベースにしたものでした。自らの性格がどのように形成されたかを理解し、これから職場で生かそうという意図だったようです。
しかし参加者皆んなこのセミナーで得たものはなかったのではないでしょうか。
友人が絵を書きました。一本道を彼がはるか向こうの山に沈む夕日に向かって歩いている絵です。
「あなたは両親の後ろ姿を見ながら育ってきました。ご両親はおそらくご商売をして、朝から晩まで頑張ってきたのでしょう。あなたはそんなところから、一人で頑張る性格が形作られて来たのです」
友人が「そうかなー」という態度を見せると、講師は近づいてきて「そうなんですよと」と脅迫するように納得させていた。
臨床心理学まだまだの学問と思いました。浪人する前は心理学科を志したのですが、方向転換をして良かったと思った次第です。
さてタイガーウッズの例ですが。皆んな付き合った女性たちが、彼にはふさわしくない社会的地位の低い女性ばかりだったと驚いたのです。
これは彼の抑圧された心の捌け口だったと、誰もがすぐに気がついたはずです。
アメリカではすぐ都合の良い「セックス依存症」として片付けてしまうのですね。
バラク・オバマ大統領、ニューヨークヤンキース、デレク・ジーター遊撃手そして、タイガー・ウッズの3人を並べてみました。
共通事項は?
3人とも黒人。子供のときから黒人として、差別を受けている。その世界での成功者といえます。ジーターはニューヨークの貴公子または王子様とも呼ばれているそうです。
大学もウッズは中退のようですが、大学まで行っています。社会的に見れば3人とも完璧な経歴です。
では先の二人にあって、ウッズにないものわかりますか?
それは母親が白人ではないと言うことです。
日本でもアメリカでも、世界中に人種差別は存在します。
私の知る限りですがアメリカの人種ヒエラルキーは、白人 黒人 アジア人 ヒスパニック の順になっています。
日本人はそれでも白人の下、または黒人と同等の扱いと聞いています。本当でしょうか?
私はタイガーウッズのコンプレックスの根本はここにあると思います。
彼のお母さんはタイ人でしたよね。
母親の人種が自分のコンプレックスや今回の事件の原因であるとは言えないはず。母を悲しませることになるからです。
または彼自身も気がついていないかもしれない。
アメリカにはそのほか、アフリカ系、中国系、アラブ系と差別を受けているようです。また宗教でも差別の根があるそうです。
日本でもあるわけで大変なのに、アメリカの差別というのは私には想像できませんね。
また白人の中でも密かな差別があるのを知りました。
ユダヤ人は総じて優秀なので、社会的地位が高い人が多い。
しかし根本では嫌われているので、適齢期になっても結婚相手が見つからないそうです。
そこで今でも経済的に苦しい、東欧諸国へきて嫁さん探しをするとのことです。
こんなことで一人の天才スポーツマンの才能を消してはいけないと思うのです。
彼のことをもっと理解してやって、早く立ち直らせて欲しい。
ゴルフはしないのですが、優れた才能を見るのは好きなので、彼が早く活躍する姿を見せて欲しいものです。