リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

三笠宮寛仁親王が中咽頭のがん手術を受けられる

寛仁親王殿下、がんの切除手術へ
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110701/imp11070116140003-n1.htm

三笠宮寛仁様が手術を受けられるのは、今回で14回目だそうです。

咽頭の扁平上皮癌を切除、取り除いた部分に皮膚を移植し再建する手術を受けられました。

退院は2〜3週間後になる見通しです。 (以上読売新聞から)

喉頭がんに始まり、それが転移して手術をされているようです。そのほか肺炎も患わているようです。

このことから見ても明らかなように、免疫が相当低下していることが分かります。

しかし転移にしても咽頭喉頭にとどまっているので、まだがんにかろうじて抵抗していられる様です。

近藤誠医師の理論ではまだ転移も限定されているようなので、「がんもどき」の範疇に留まっているのでしょうか。

皇后さまのように皇宮病院でしか治療を受けられない訳ではない様です。いろいろな治療法を紹介されると、それを積極的にお試しになられているようです。

数年前こられた患者さんが教えてくれたのですが、都内の特殊な治療院に宮様が見えていたそうです。

治療法は特殊で、かなりの高い温度の熱源を体に当てて、体表からがん細胞を死滅させようとする方法だそうです。

がん細胞は熱に弱いということから発想した方法のようです。

普通なら火傷するぐらいの温度なのだが、がんスポットでも呼ぶような所に当たると、熱さは感じないそうです。

「私は自分で理論化はしているのだが、有名になりたいとも思わないので、宣伝はしない」と言っていたそうです。

うーん!がんが熱に弱いということは昔から知られていることで、別に格別目新しい理論でも無いけど。手法は特殊かもしれないけれど。

お灸をすると冷えているツボなら、もぐさの火が消えていく時間が短くなります。ですから彼が言っているというスポットもあるかも知れません。

患者が素人だと偉そうに「がんでも何でも治してやるから連れてこい!」などという輩もこの世界にはいるらしいので、困ったものです。

私の場合ですか?

私は自分の技術に自信を持っていますし、十分に実積をつんでいると思っていますが、鍼でがんやリウマチ糖尿まで治療できると言う認識は、まだ一般認識を形成するまでははるか先の道のりと思っています。

ところで宮様のような方が何度もがん切除手術を受けるとなると、やはり一般患者は不安が増すのではないでしょうか?

警官は決して犯罪者に刺されたり発砲されて死んではいけない。死ぬなら先に犯罪者を撃たなければならないと私は思っているのですが、最近の犯罪傾向から警察庁もそのような考えに成ってきているようです。

警察官がたやすく死んでしまうようなら、ピストルを禁止されている一般は身を守る手段がないからです。

同じ考え方で、宮様のような最高水準にある医学を受けられる環境にある人は、決してがんにくじけるようなことは有ってはならないのです。

そうでないと一般患者は希望を失うからです。

とはいえ現況ではがん治療は厳しい状況にあるわけではありますが。


ユニークな皇族と知られているわけですから、宮様には頑張って欲しいです。みなさんもエールを送りましょう。